昨年末の記事でちょっと触れたパーソナル食洗機ですが、その後本当に購入したのでちょっとレビューします。食洗機を使うのは今回が初めてです。
昨年のヒット商品
今回買った一人用食洗機は発売からもう1年近く経ちますが、2023年のヒット商品番付を扱う年末番組で27位にランクインしてました。
ターゲット層が限られる商品の割には、高い人気・注目度だと思います。
本体説明
紹介するからには、台所に設置した実際のところの写真を貼りたいところです。周囲の色んなモノがあまりキレイでないので、今回はありません…。
代わりに販促写真を使ってちょっと説明すると
上の写真で見えるように丸いスイッチが中央下部に2つ。電源スイッチとスタート・一時停止のボタンだけです。
その下の切れ目線みたいな下には引き出し式のタンクがあって、そこに水を入れて使います。加湿器のような使い勝手ですが、加湿器ほど大きな容量タンクではありません。
そういう意味で、使用中に水道は必要ありませんが、背面から排水パイプ(写真では見えませんが)が出ていて、洗浄中に勝手に排水があり、流しの近くで使う事が要求されます。
本体の大きさですが、
コンパクトサイズで、1度に洗える食器の数は「最大6点」 まずはSOLOTAの基本情報から見ていこう。 本体サイズは幅31×奥行22.5×高さ43.6cmで、ほぼA4ファイルサイズのスペースに設置できる。
専有面積はA4ファイルサイズと言う事ですが、思った以上に場所を占める感じがします。パーソナルユースで大きさもコンパクトですが、あまり小さいなあとは感じませんでした。
また冷蔵庫や電子レンジと同じくアースも必要とします。
付属品
本体購入時に、前もって洗剤を用意しておくべきかが心配ですが、とりあえずサンプル品が付いてきています。
ただ普通の食洗機用固形洗剤だと大きすぎるようで、そういう大きすぎる洗剤を入れると、洗浄後も洗剤が食器に残ったままの状態(食洗機内にも残る)になるので、サイズについての注意書きがありました。固形型でも良かったのですが、近くのドラッグストアにあったのは液体洗剤だったのでそちらを買いました。
食洗機のしくみ
中はこんな感じ。前面ガラスを開けた状態です。この右下の金属部分に洗剤を入れます。洗浄時は羽のような部分が回転して2つの穴から水が飛び出します。
その上に食器配置板を置きます。パーソナル食洗機という事で多くの食器は洗えません。
前面板を占めて、ボタンを押すと開始します。食器洗浄に1時間、乾燥に1時間要します。食器洗浄だけ1時間のみというコースも選択できます。
食洗機が汚れを落とす仕組みは、普段の手洗いとは全く異なるもので、高温水と専用洗剤の力で洗うという感じでした。(高温水と洗剤の能力だけで)結構落ちるものだと感じます。
代替時間の短さは受け止め方次第
あまり大量の食器は洗えず、これくらいの量は食洗機で洗ったからと言って時間的余裕が生まれないと言う意見も目にします。確かに節約できる時間で言えば1日トータルで30分程度でしょうし、時間換算で言えば、たいした事ないかもしれません。
ただ、あまり気乗りしない作業時間が毎日30分が減らせるのは、結構大きいと思います。3分程度の歯磨きですら億劫に感じる事が思えばなおさらです。
そして何よりも手で洗うよりはキレイになります。普段の手洗いって、油汚れとか残飯が残っているような目に見えた汚れは真面目に洗うが、水で洗い流せてしまえる汚れはそれなりになるものです。そういう汚れにも1時間かけるのですからちょっとずつ差が出ます。
印象に残ったこと
例えば、コップとかガラス製品は、洗っていても時間が経つと地味にくすんでいきます。こんなコップがありました。
これを洗浄機にかけると、こんなふうに薄く濁ったような汚れがとれます。
それも一回目よりも2回めのキレイになっていきます。
ただし、このグラスが食洗機で洗っていいのかと言うとはっきりしません。
100円ショップとかでガラスのコップを見ると大部分は食洗機NGを明示しています。おそらく耐熱性によるものだと思いますが、そのあたりは食器が電子レンジで使えるかどうかと重なりそうです。
その他
タンクの水を使って食器洗いを完結するので、水道代は節約できそうですが、電気代は増えそうです。どれくらい電気代がかかるかは測ってません。
5年位で償却すると考えれば、毎月600円くらいそんなに悪くないなと思います。水で流したように見える汚れを手間暇かけて落としてくれるのは悪くないし、気が進まない事は代行してくれるのは有り難いと思います。
また大きいサイズの食器も大量の食器も洗えません。結局手洗いは残ります、それが許せない人は向いていないと思います。