あぐらのSoloZakki

令和が始まる直前に53歳で退職しました。安定から自由を目指します。

山崎元さんから受けた影響を振り返る

ブログを始めてから昨年の12月で5年が過ぎたんですが(※会社を辞めてからは4年9ヶ月)その間書いた記事の中には「山崎元さん」のコラムを参考にした記事がいくつかあります。どれくらいあるものか数えてみました。

 

22個ありました…。それもある年に集中していたわけでなく、満遍なく毎年何件か記事を書いています。結構お世話?になっていたものです。さすがに22個すべてを振り返る訳にはいかないので、年1くらい(5件)の記事を振り返って、運用ありきの早期リタイア生活にどうお世話になったのか振り返りたいと思います。

 

もっとも最近(参考にした)の記事は昨年夏の事でした。

投資スタンス・取り崩し方について(昨年)

このとき参考にしてたのは「資産の取り崩し方」についてです。

agura-huma.hatenablog.com

この記事中では「どこかで書いていた気がする」と言ったやや曖昧な(手抜き)な書き方だったので探してみました。

 

例えばこちらです。

さて、新しいNISAに限らず、投資は「いつまでも続けて、お金に必要がある時には、必要額だけ部分的に取り崩す」のが適切なやり方です。

新NISAをめぐるQ&A10選 | トウシル 楽天証券の投資情報メディア より引用

 

計画的に資産を減らしていくつもりなら最適ではないかもしれませんが「必要なときに必要額分だけ取り崩せばいい」と言うスタンスは誰でも簡単にできる有り難い考え方です。取り崩しフェイズはこれからですが(発生する税金を考慮しつつ)これに準じた考えでやっていこうと思っています。

 

インデックス投資をするならば(2年前)

こちらは2022年の記事、インデックス投資をするなら何に買うべきか的な内容にも触れていた記事です。

agura-huma.hatenablog.com

山崎さんは「投信ならオルカン1本」とよく言っていた事を思い出しました。

オルカンだけで良いと言っている理屈は理解しつつも、これに関しては自分は「S&P500」派なので、山崎さんの言うところの「投資をよく分かっていない」人に属してるわけになりますが、リスクについては納得していればまあいいかなという考えです。

FIREに対するスタンス(3年前)

3年前のこの頃はFIREブームで、FIREに対する山崎さんの私見をよく見かけました。

agura-huma.hatenablog.com

山崎さんは「人的資本」はお金には換算できないモノを産み出せて、若い頃は人的資本を殖やす事に注力すべきだと言う意見でした。またFIREする事で、生活が局地化る事について否定的だったと言う印象です。

自分は新社会人とは違い、人的資本の可能性(潜在能力)を見切っても構わない年齢だとは思っています(苦笑)

またそもそも「働く」事が根本的に好きだった方と言うのは、最後まで働き続けた姿からも明らかでしょう。

 

個人のポートフォリオの中身(4年前)

長期の資産運用を行う際には、値動きの相関が低いアセットでポートフォリオを組んだ方が良いと言う説・意見があります。有名だったのは債券と株式の組み合わせですが、最近はこのスタンダードに対しても色んな意見がありますが、何より債券投資自体が分かりづらいです。

そんな分かりづらい債券についての考え方を教えてくれたのも山崎さんだったと思います。

agura-huma.hatenablog.com

 

また資産ポートフォリオを組み方についての話について、山崎さんは「リスク資産」に対して「無リスク資産」として「個人向け国債変動金利型10年満期」を持つ事をよく提案されていていました。

そういう意見に影響されて、値動きの非相関にこだわらず「無リスク資産」の割合をコントールする事でリスクコントールすればいいと言う考えを最近持っています。

 

老後資金計算のアプローチ(そして5年前)

そしてこちらは5年前の2019年、会社を辞めた年の記事です。このブログで初めて山崎さんの書いていた事に触れた記事でした。

agura-huma.hatenablog.com

内容は老後資金についてです。

この記事では、老後に必要な資金の導き方の簡単なアプローチとして「老後」を65歳から95歳までの30年と仮定し、月数でカウントした数字を使う事を提案しています。具体的には30年✕12ヶ月で「360」。85歳で十分なら「240」ですね。

 

この360の意味ですが、例えば(65歳時点で)資産が360万円あると「老後」に毎月1万円ずつ取り崩す事ができると言う風に使います。

これを拡張して、老後資金1080万円ならば年金の他に月3万円の余裕があると言う事になります。いちいちエクセルを引っ張り出さないと分からない逃げ切り計算の概要を暗算で掴む事ができます。

 

こうして振り返ってみると本当に幅広い分野のマネリテについて、影響を受け、お世話になっている事が分かりますが、65歳からの生き方について語っていた山崎さんが、65歳で亡くなってしまったと言う事実について感じた事は多かったのですが、それはまた別の記事で書きたいと思います。