過去最大の上げ幅も達成
波乱にとんだ3/9からの一週間の相場の動き、こんな風に終わるとは予想もしていませんでした。
日本時間の金曜日の夜のダウ先物はプラスだとは確認してましたが、その後トランプ大統領が国家非常事態宣言を出すというニュースを見て、これはまた下げるかもぐらいに思っていました。
13日のニューヨーク株式市場は、過去最大の上げ幅となった。
ダウ平均株価は、トランプ大統領の国家非常事態宣言を好感して、前の日に比べて1,985ドル高い、2万3,185ドル62セントで取引を終えた。
FNN Primeより
国家非常事態宣言を好感っておかしいだろう!ってツッコミを入れてました。AI売買が未学習で誤動作したんじゃないかとも思ったりも。
よく調べるとさすがに、そこまで単純なリアクションではないようで
トランプ大統領が会見で、新型コロナウイルス対策に500億ドル、約5兆4000億円を支出する意向を明らかにしたことで、投資家の期待が一気に高まりました。
ANN Newsより
やはり、国を上げて対策する(お金を出す)という部分に反応したと言う事である程度は納得。(でも将来の収束を先取りし過ぎ感も)
国家非常事態宣言というパワーワード
そもそも「国家非常事態宣言」と聞くと、非日常イメージを持ちますが
このニュース記事を見ると米国の「国家非常事態宣言」の説明があり
国家非常事態宣言とは
「国家非常事態宣言」は、国の安全に関わる緊急事態などへの対応を迅速にとる必要に迫られた際に大統領が宣言するもので、過去には2001年の同時多発テロの直後に出されたほか、外国での紛争や人権侵害に対して制裁措置をとる際にもたびたび使われています。トランプ大統領は去年2月、みずからの公約であるメキシコとの国境沿いの壁の建設を、議会の承認を経ずに進めるために異例の非常事態を宣言し、その正当性をめぐる議論に発展しました。
(上記記事よりの引用)
たびたび使われていると言う事で、語感が持つ”緊急”のイメージが米国人と日本人とは違うのでしょうね。
日本で言うと緊急事態宣言になるだろうと思いますが、まあ日本の場合はこうはいかず悪い連想が先行するんじゃないか(お金はそれほど出さない)と思ったりもします。
もうひとつ納得いかないのは
これはあくまで憶測ですが、状況証拠的にはトランプ大統領はコロナ感染しているんじゃないかと疑われますが、この件は市場はどう思っているんでしょうか?
- コロナ感染者と行動をともにしていた
- なぜか検査は受けないと言う
- 数日前に面会したブラジル政府関係者がコロナ感染した
市場ははっきりしない事を嫌うと言いますが、この件はスルーでしょうか?確かに今朝の会見でも元気そうでしたけど…。
(トランプ大統領出席の会合、新型コロナ感染者が参加)