早期退職を考えている時によくやる事
退職をする以前、いくらあればアーリーリタイアできるのかという内容でググっていた事はよくあります。
リタイア資金は生活費×リタイア年数(+プラスアルファ)と言う計算式で計算できるかなと思います。数字で出るものなので曖昧さがないものですが、性格やら人生観などの思惑の入った数字です。
生活費を下げれば必要なリタイア資金を下げる事ができます。例えばリタイア年数が30年だったら、月1万の生活費の差はトータルで360万円です。
仮に月15万で生活する計画のその可否判断はどうなるでしょう?例えばこれまで月18万だった生活費を月15万にするという早期リタイア計画は可能かどうか?
投資家でなくて節約家
そんな中ちょうど良い記事を見つけました。
楽天証券のサイトに載っていた資産1億円を貯めた人の紹介です。
タイトルに「1億円」という文字が入っている投資本を見ると「なんだかなぁ~」という気がするのはさておき、心に刺さったのは資産の額じゃなくて、著者の井上さんが自分の事を「僕は投資家じゃなくて節約家」と言っている点です。
つまり「投資」でお金が増えた事よりも「使えるお金」があるのに「使わない」事を継続できた事を自分の強みとしている分析に感心しました。
(資金を取り崩しながらの)リタイア生活も「使えるお金」があるのに「使わない」という点で会社員時代の貯金と同じです。
リタイア生活の持続性
自分がこうして早期退職する前によく読んでいたsoutai40.comさんのブログ記事に
と言うものがあります。これも具体的な金額に対する早期リタイアの可否についての話なんですが、必要生活費の精査ではなく貯金ができたと言う事は節約体質だから使い込みの心配はないからリタイアすべきと言っていて、リタイア生活の持続性の本質を端的に突いています。(働いている時から節約体質なら手堅いと)
自分はそこまでの節約家体質ではないので
会社員時代、実家住まいでほとんどお金を使わない同期がいました。昼飯も安くて同じものばかり、10数年後には振り込み口座に3000万近くが勝手に溜まっていたと聞きます。(今の時代のようにインデックス投信積立のハードルが低く、投資リテラシーが少しでもあればもっとお金を増やしていたことでしょう。)
そういう根っからの節約家を見ていると自分の節約家としての身の程がわかります。無理な生活費設定はしない方が賢明です。だからと言って別に早期リタイア生活を諦めた訳でもなく、節約家たるべくも、身の程に応じて「必要資金計算式」の生活費を見積もるようにしています。