あぐらのSoloZakki

令和が始まる直前に53歳で退職しました。安定から自由を目指します。

ベーシックインカムが導入されると対象になるの?

特別給付金で話題になった

今週の「エコノミスト」がベーシックインカム入門って特集だったので読んでみました。自分のような(早期リタイアした)自発的無職にお金をくれる制度なのか疑問があったからです。

 そもそも70歳まで働かせようする世の中でとてもじゃないけれど信じがたい話で、どんなロジックで語っているのか興味があります。

週刊エコノミスト 2020年07月21日号 [雑誌]

週刊エコノミスト 2020年07月21日号 [雑誌]

  • 発売日: 2020/07/13
  • メディア: Kindle
 

BI制度のメリット

本誌中ではそのメリットを5つ上げていますが、

  • 普遍的に支援できる
  • 再分配の崖がない
  • 幸福度が上昇する
  • 労働環境が改善する
  • 「AI時代」の救世主

一番わかりやすいのは今の社会保障制度(「生活保護」にしろ「失業保険」とか)では全ての困っている人を見つけられないという欠陥がある。(選別主義って呼んでますが)どうしても漏れ抜けが存在して、ベーシックインカム制度はそれを解決できると言う論法です。

貰えなくてもいい人にも出す事の弊害よりも、貰えない人がいる欠陥を解決する考えに基づきでる訳ですから、この理屈で言えば最初の疑問

「自発的無職でもベーシックインカムは貰えるのか?」の答えは貰えるになります。

 

ただいざ実行するとなると逆の意味でのを不公平が発生しますし、当然働かなくても貰える事による勤労意欲の減少を危惧する声も指摘してます。そういう細かいところについても言及しています。

 

実現すれば誰であれ無条件の月収10万円(例えば)がスタートラインに変わる訳ですから、ライフプランそのものへパラダイム・シフトが起きるでしょうし、早期リタイアへの考えも変わる事でしょう。 

財源の壁は解決できない

ただ結局は本文中でも指摘されていましたが、シンプルに財源の壁が解決できないのでやはり無理なんじゃないかと思います。

特別給付金の予算は13兆円。これを12ヶ月続ければ156兆円。20年度の国の当初予算は103兆円。特別給付金規模のボリュームの支給が続けられないのは明白です。

 

選別主義を解決するための手段としてのベーシックインカムと言う理由についてもやはり現場の精度でカバーできると言う意見も書いてあります。

 

また制度を作る側のモチベーションが上がるのかなと言う疑問も浮かびます。働かなくてもお金を貰えるような制度を作るため、今までの社会保障制度をガラガラポンして全て作り直すような困難なハードワークやってくれる人たちがいるのか?実現するためのリーダーシップがこの国にあるかと言う素朴な疑問の方が勝りますけど…。

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特別給付金制度も似たような議論がありましたがこの制度の場合はスピード感を優先して実現します

 

 

財源の壁は解決できない

ただ結局は本文中でも指摘されていましたが、シンプルに財源の壁が解決できないのでやはり無理なんじゃないかと思います。

特別給付金の予算は13兆円。これを12ヶ月続ければ156兆円。20年度の国の当初予算は103兆円。特別給付金規模のボリュームの支給が続けられないのは明白です。

 

選別主義を解決するための手段としてのベーシックインカムと言う理屈についてもやはり現場の精度でカバーできると言う意見も書いてあります。

結構なパラダイム・シフトでもあり

スタートラインを変える要するに100,000円以上欲しい人は働くと言う世界は面白いかと思いますがまぁそういう世界を作ることの困難さとそれをそれに携わる人の労力とそれを実現するためのリーダーシップがこの国にあるかと言う素朴な疑問の方が勝りますけど。まぁ、実現しないんじゃないかなと思います。

「選別主義」じゃない「普遍主義」の考えのもとの「ベーシックインカム」制度なので、富裕層だろうが、自発的無職だろうがお金はもらえそうです。

 

 

 

 

 

 

 

限界に対する答えである。困っていない人を救えない

条件では救われない人が存在している事、

 

確かに1万2,000円配った時との時代の変化、10万円は消費に回った。

www.nikkei.com

「注目商業主義」コマーシャリズム