久しぶりにアーリーリタイア記事
7月の「日経マネー9月号」には久しぶりのアーリーリタイヤ記事が載ってました。「アフターコロナのアーリーリタイア新戦略」というタイトルで、dマガジンでも割と読む事ができます。その中で4%ルールと言ういくら必要かについてある説(?)が紹介されてました。
ちなみに前回は2020年の1月でした。
4%ルールと言えば、何となく聞いた事がある話なんですがここでの説明によれば
年間生活費の25倍の資産を築き、主に米国株のインデックスで運用すれば、運用資産から年4%を引き出しても、30年後95%以上の確率で資産が底をつくことがないというのが4%ルール。米トリニティー大学の教授による論文が元になっている。
日経マネーの記事より
すごく分かりやすいですね。いくら必要か?=年間生活費の25倍と明快です。
妥当性の判断はさておき、いくら必要か?については色んな情報を入手しつつ、自分で決めていく流れになると思うので「いくら必要か」という一つのアプローチの方法、導きかたとしては十分参考になると思います。
数字の意味を考える
一つのソースだけでアレコレ言うのもあれなので、もう少し他の情報がも欲しいところです。ところがググってみても案外個人ブログばかり引っかかりました。
検索ワードを変えてようやく(個人ブログじゃない)説明がありました。
「4%ルール」とは、年間支出の25倍の資産を築けば、年利4%の運用益で生活費をまかなえるという考え方だ。年間支出が仮に250万円なら、6,250万円の資産を築いて年利4%で運用すれば、理論上は資産を維持したまま生活できるというわけだ。
もう少し細く補足があって
4%という数字は、米S&P株の成長率7%から、アメリカのインフレ率3%を差し引いて計算されている。米S&P株は対象銘柄が多いことから、投資家が市場全体の動きを把握する時に、よく参考にされる。
米国株の運用利回り7%でインフレ3%を差し引いて4%になる訳ですね。
利回り4%は(運用による利回りには)ばらつきがあるから(慣らす意味で)25倍の資産を集めるのかと思っていたのですが、1/25=0.04だからなんですね。(築いた資産の4%が年間生活費になるように)
4%の複利で資産運用できれば…
一つ曖昧なのはリタイア後の年間引き出し額が、資産の4%と可変な数字で書いてある事です。(最初の年は250万で後は毎年ばらつく?)
と言う事で、6250万円を毎年250万円ずつ引き出して4%で運用するとどうなるか、みらい電卓でシミュレーションしてみました。
定額引き出しでも何の問題もありません。4%の複利で運用するってすごい事ですからね。
資産規模も効くんじゃないか(6250万もあるから)と思って別の条件でも計算しました。月5万円で年60万、25年で1500万で取り崩してみます。
これでも同じように減る事はありません。
アメリカ株の右肩上がり成長と利回りを前提(もちろん実績はありです)とした説ですが、何であれ利回りが4%の金融商品があればイージーモードである事は間違いなく、いかに高利回りで運用するかという事が大切と言うか、後のことは些事のように感じます。
自分も米国株インデックスに投資しておきながらアレですが、今後もこれまで通りの米国株の利回りが保証されている訳ではありません。ただ見渡す限りではこれが有力な選択肢だとは思います。