常々投信積立運用の「みなし利回り(年率)」の高さには確信が持てないところがあるんですが、ちょうど良い記事がありました。
マネーフォワードのコラムの記事で見かけたものです。
利回り5%と言う数字への掘り下げ、こだわりを期待していたのですが、
仮に日本株式に上記の10年間投資をしていた場合、1年間の平均リターンは7.3%でした。つまり、この10年間に限れば、冒頭の「年間5パーセント」という仮定よりも有利な条件で資産運用ができていたことになります。嬉しい誤算となるでしょう。しかし、先進国国債で運用していた場合の1年間の平均リターンは3.3パーセントとなり、冒頭の仮定よりも低い利回りでの運用になってしまったとなるのです。
というくらいで、結論から言うと過去はそうだったが、未来は分からないというところに落ち着いています。
(まあちょっとがっかりだったんですが)この記事の参照資料として様々な投資先の過去10年の年ごとの騰落率がひと目で分かる表が紹介されてました。どんな投資先であれ年ごとの騰落率にはバラツキがある事を示すものです。
記事では、だから投資先の分散と長期間にわたる投資が大切という文脈だったんですが、騰落率にバラツキがあるのはむしろドルコスト平均法での投資先では恰好の投資先です。
となると、新興国株式がいちばんボラティリティが大きそうに見えますが、やはり右肩下がりのリスクを感じます。
必勝?の投資方法であるドルコスト平均法であっても右肩下がりの投資先だけは救われません。
右肩下がりしない投資先としては、やはり「米国株式」が長期つみたて投資にはいちばん向いているように思えます。
どうしてそう考えるかと言う根拠となると、アメリカ株が長期で右肩下がりになるくらいなら世界は終わり的な(若干背理法的な根拠)で右肩下がりはないだろうと考えているのがアレですが。
具体的な運用利回りでなくて、ドルコスト平均法ならば何らかのプラス利回りを得られるだろうという考えで、長期積立投資している事を再確認した記事でした。
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