積立投資をする理由の話
の記事で、積立投資なら途中で元本割れしても耐えられるという理由について、省いた内容を書きたいと思います
自分の思う投資の前提
積立対象となる投資商品には下記のような前提があると思っています。
- 長期的には目標利回りを設定できる
- 基準価格には山や谷がある(色々な値動きをする)
また積立の前提として
- ドルコスト平均法で投資できるもの
もし基準価格が、右肩下がりならば投資しない方が良く、直線的に右肩上がりするのであれば、一括投資をすればよく、色々な値動きをしつつ、長期的に平均として利回りがあると考えます。
そういう前提の商品に投資する上で、下の雑誌の特集記事が上手く説明していたのを思い出しました。個人的にはこれがいちばん分かりやすかったです。
積立投資の3つの効果(メリット)
(2014年の雑誌ですが、リンクできるんですね。)
この本で、上記の3つ効果を説明していました。
このうち上の2つはいったん下がった基準価格がもとに戻る値動きに対して、ドルコスト平均法による積立投資なら
- 自分の評価額が、基準価格よりも早く先に元にもどる事(スピードリカバリー効果)
- 基準価格が大きく下がった方が戻った時に評価額が増える事(リバウンド効果)
を指しています。
見方を変えると、ボラティリティの小さな投資商品には積立投資はそれほど効果的ではない事になりますが、長期の投資期間の中にはボラティリティの大きな時期があると思いますのでそういう時期に値下がりを耐え、反転を楽しみに待つ事ができる訳です。
まとめ
積立投資商品は、長期的な視点では利回りを予想する事ができて、その間に一時的な下落や、不安定な値動きをするボラティリティの大きな時期がある。
そのようなボラティリティの大きな時期に対しては、積立投資のスピードリカバリー効果やリバウンド効果などが効果的に資産を殖やしてくれるチャンス。