「50歳を過ぎたらやってはいけないお金の話」という本がkindle unlimited対象だったので読んでみました。kindle unlimeted対象とは言っても2019年の本ですしそんなに古くありません。
老後破綻をしないためには50歳を過ぎたらお金に対する考え方を変えるべきだという趣旨で、細かい具体的な説明が展開される構成です。
早期リタイアを考える場合に集めた情報、節約意識に重なるところもあって、そんなに目新しい情報は無く、抜け・見落としがなかった事に安心した感じです。
本の最後に老後破綻をしないための確認テストがあって全問正解できたので、この本に書かれているような事については、大丈夫そうです。
老後破綻につながるのは大きな出費?
この本からは、老後破綻の原因は家計上の節約とか無駄チェック不足よりも、退職金を貰った後の大きな出費で資産を目減りさせてしまうという印象を受けました。
大きな出費と言うのはリフォームとか新車とか海外旅行、慣れない起業、投資といったまとまった額の出費で、そういう事がライフプランを狂わせる感じです。
確かに趣味に走る事が老後破綻するリスクを高める事を心に刻む必要がありますが、
一方で全く趣味娯楽費にお金をかけないのもどうかとも思います。節約と消費のバランスはどれだけギリギリまで攻められるか、チキンレース?的な面もあると思ったりもします。
本筋はそんな感じでしたが、ところどころ自分の認識とは違う意見もありました。
ライフプランは立てやすい?
ひとつは年代的なメリットの話です。
50代になるとライフプランが立てやすくなります。理由は、不測の事態が起こりにくくなるからです。もちろん、病気に罹るリスクは年齢が上がるほど高まりますから、医療費が想像していた以上にかかるというケースはありますが、よほどの大病でもしない限り、その後の人生設計をすべて見直さざるを得ないほど莫大な支出を強いられるようなことにはならないでしょう。
健康リスクは心配になりますが、病気リスクを織り込んでも、それでもライフプランが立てやすい方だと言う意見です。それだけ早期リタイア計画の確実性も高いとも思えます。
医療保険ですら不要?
もうひとつは保険の話です。生命保険にも年金保険にも入ってませんが、医療保険には入ってます。医療保険ですら見直したらという意見です。
つい「医療保険には入っておいたほうがいいかも」と考えてしまいがちですが、医療保険でカバーできる範囲は、かなり狭いのが現実です。たとえば、通院治療では1円も保険金はもらえません。カバーできるのは、「入院」と「手術」のみです。
言われてみれば確かにそうなんですが、入り直すと健康状態の証明など手続きが面倒くさそう高くなりそうと言う面でそのままにしそうです。
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