苫小牧から八戸をつなぐシルバーフェリーに乗船しました。自分が調べた際に知りたかった情報を含めて紹介したいと思います。今回利用したのは苫小牧を23時59分に出港するシルバーティアラです。(あまり船名を意識する事はないでしょうが)
徒歩客が苫小牧からフェリーを利用しようとする場合、交通手段を調べると思いますが、タクシー、バスでの利用情報はありますが、徒歩は見かけません。
調べてみると行けない事はないようです。自分は札幌から苫小牧駅に来て21時50分に着いたのですがこの時間でもバスはあります。次のバスが来る22時40分まで待つ必要があります。と言う事で歩いてみました。
苫小牧駅からフェリーターミナルまでの道、車は通りますが歩行者は全くいません。人通りの無い道の怖さは人通りの無い事じゃなくて人と会う事です。そういう不安感を抱えて歩いてました。
幸い苫小牧駅の近くを除いて本当に誰にも会いませんでした。
GoogleMapの履歴でみると4.6km離れているようです。歩くこと約50分で到着しました。ちょっと早足でした。
これで浮かせられるバス代は250円ですから、たいしたコスパではありません。駅でバスを50分待つくらいなら歩くと考えた場合、歩こうと思えば歩けるという話でした。
ターミナルの建物に入り状況を確認。「手続き中」となってますが、乗船「手続き」ができるという状況です。
乗船は23時から、他の場所でやる事がないからと言って早く来ても同じです。このあたりの待ち時間は船ごとに違うようです。
ターミナル内にはほとんど人の気配はなく、人の流れが一切無いのでどこに行くべきかちょっと戸惑いましたが、1Fの「乗船券うりば」へ向かって乗船手続きをします。
インターネット予約をしたら使えると聞いていた、自動チェックイン機は運用停止中でした。乗船手続き窓口に並んで、予約番号を口頭で伝えます。乗船券、部屋のカードキーと注意書きが書かれた紙を受け取ります。
23時をまわり乗船開始です。苫小牧駅からのバスもフェリーターミナルに到着したようで人が増えました。
乗船券に印刷されたQRコードをチェックされて乗船します。今回予約したのは「2等寝室A」の個室です。
乗船時に部屋の方向を案内されて部屋に向かいます。乗船手続きでもらったカードキーでようやく中に入れる筈でしたが入れません…。カードキーを差してもLEDが赤。
船の中央にある案内所に行き状況を話すと、右のような鍵を渡されました。そういう事もあるみたいです。
泊まった2等寝室Aですが、非常にコンパクトです。事前に調べて知ってはいましたが、ベットの狭さにちょっと不安を覚えます。
部屋にあるのはこれだけで(トイレはないので)いちいちズボンを履くのが面倒くさかったです。
事前に調べて気になったのは風呂についての状況です。その広さですが脱衣場に4人、風呂場に5人もいると混雑を感じる広さです。のれんが上がっているときは利用できません。
タオルは持参する必要があります。(持参してました)案内所でも販売しているそうです。風呂場のロッカーは100円デポジット制方式なので100円玉を持ってくる必要があります。なるべく身軽で風呂場に行こうと思うと失敗します(一度戻りました)
船に乗ったらやろうと思っていた事が街の照明の少ない船上の星空を見る事でした。
はっきり言って翌朝7時30分には下船なのでやることが多く慌ただしいですが、甲板には出られたので、出港後ちょっと甲板に出てました。ただ思ったような星は見れなかったです。まわりは暗くても船自体が明るいという事もあります。
気も済んだので寝る事にしました。
船の上と言うと騒音とか揺れとか気になりますが、たしかに揺れますが普通に寝てました。狭いベットも大丈夫でした。
寝たのが1時くらいでしたが、翌朝6時くらいには目を覚まして甲板に出てみてました。
定番の景色です。この時間にはもう陸地もみえてました。
7時30分着の予定ですが、6時45分には軽い船内放送が流れ、7時00は再度案内が流れました。そして7時20分前後には下船案内がありました。
ドアを開けっ放しにして部屋を出て、鍵を船内のスタッフに渡して下船します。乗船して風呂に入り甲板に出て歯磨きして就寝と、あまり船内をあちこち散策するって事はなかったです。
下船した場所からフェリーターミナルまでは専用のバスが随時運行していました。
数分でフェリーターミナルに到着します。
バスでターミナルへ移動と言っても、ターミナル側からこれくらいの距離感で乗ってきた船が見えるのでそれほど遠くはないです。
7時半に下船でも8時5分まで本八戸駅行きのバス(300円)は無いので、下船に関しては特にあわてて行動する必要はありません。(もっとたくさんフェリーには乗ってましたが)この8時5分のバスに乘ったのは5人程度でした。
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