退職後(2年目)から「つみたてNISA」に切り替えてます。早期リタイア生活では、保守的な資産運用を目指し、個別株の売買で利益を目指さないスタンスへと方向変換しました。
定番の「SBI-SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」に投資しています。ここ2年位は米国株は好調ですからプラスになってます。
今すぐ売る気はないですが、いつ売ったらベストなのか?と言うと適当な根拠のある売りどきが浮かびません。
そんな「つみたてNISA」の出口戦略記事、開始時期からもちょうど良いです。
20年後から古い順に売る
つみたてNISAに限らず、利益が出ている株や投信はいつ売ったらいいかは難しい問題です。この記事では以下のような売り方を提示してました。
50歳で積立した分は69歳で非課税期間が終了するので、基本的には課税口座に移った分から順次売却して、老後資金に充てるのがいいでしょう。
非課税口座にある間(20年間)は口数単位でしか売れないから、買った順(年単位)で換金(売却)できるようになる20年後ごとに売ったらどうか、というものです。
入金した順に出てくる感じは分かりやすいですが、課税口座で売れば税金がかかってしまい、非課税枠運用が活かされていない気がします。
こういう方針ならば、非課税期間最後の年(20年目)に20分の1取り崩す方がいい気がします。(翌年は19分の1)
年金繰り下げに近い感覚
この提案のもうひとつの違和感は、70歳からという(この記事では50歳開始なので)年齢です。公的年金受け取り開始を70歳まで繰り下げがトクと言われても、あまり賛成できない気持ちに似ています。支給額は増えるがなんとなく損(使わない)するような心配がよぎります。
住民税・社会保険料への影響を考える換金タイミング
この記事では売却は20年後からでしたが、50歳開始だとちょっと遅い感じがします。となると別のアプローチとしては非課税のつみたてNISAの売却益が住民税や社会保険料の計算対象にならないと言うメリットを活かす売却です。
具体例を出すのは難しいのですが、投信や株の売買益は住民税や社会保険料の計算対象ですから、(ある年に)あまりまとまって換金しすぎると、翌年の住民税や社会保険料に響きます。自分の場合だと早期リタイア者の疑似NISA枠がなくなる60歳から65歳、公的年金控除枠が少ない期間などがよさそうです。
今回の心配、「つみたてNISA」で儲かる前提(値上がりありき)の出口戦略ですが(笑)今の所値上がりしているので、今回はその前提で考えてみました。