一度調べたり、考えたりしたはずなのに、思い出したように同じ事を再度、調べたりする事はよくあります。今回の思い出したきっかけは、ネットでみた記事”「未婚男性は長生きしない」からといって結婚すべきとは言えない理由”がきっかけでした。
そういえば今日は、中国の独身の日ってテレビで言ってました。
よく聞く話ですが
この記事中に「未婚男性は長生きしない」というデータが引用されており、
ここで、9月10日に発表された令和2年版(2020年の集計)の人口動態調査の結果を見てみましょう。これまでの“傾向”と一致し、男性は未婚者が最も死亡ピーク年齢が早く、中央値(累積%=50)が含まれる階級は65〜69歳。比例配分により死亡年齢の中央値を求めると67.20歳となります。
ただこの記事自体は、未婚と寿命と因果関係に疑問があると言う主旨でしたが、自分の場合、頭に浮かんだのは「結婚」じゃなくて「年金」の方でした。
「ならば年金は繰り上げてもらった方がいいんじゃないか?」という考えです。
年金を繰上げ受給するとどうなるか?
この考えは、周期的に浮かび上がってくるひとつなので、毎回調べるよりまとめて書いておきたくなりました。
ちょっとネットで調べて整理してみました。
ねんきんネットの説明ページはこちら
https://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/roureinenkin/kuriage-kurisage/20150313.html
繰り上げの2つのデメリット
関係のありそうな繰り上げのデメリットとしては、以下の2つがありそうです。
- 障害年金がもらえない
- 長生きすると(トータルで)損をする可能性がある
障害年金のデメリットは、60歳から65歳の間に障害者になったら場合に困ると捉えがちですが、要するに年金受給者になると貰えなくなる「一人一年金の原則」と言う理屈です。考え方次第の問題のような気がします。
自分の父も、肺を悪くして(喫煙者だった)70後半からQOLが下がり、障害者手帳をもらうようになりました。その時に老齢年金受給者は、障害年金は貰えない事を知りました。かと言って困ったという事は無かったです。
長生きすると損をする話の方ですが、いつ亡くなるのか将来の事は見通せませんが、具体的な損益分岐点の確認しておきます。こちらに詳しく書かれてました。
ここを見て知ったのですが、この記事によると来年の法改正で、繰り上げによる減額率が下がり、60歳に繰り上げ受給すると30%減だったのが、24%減になるようです。これで76歳未満だった損益分岐点は80歳に変わります。
損益分岐点が80歳ならば、なおのこと繰り上げた方が良さげな感じがします。
税金や社会保険料への影響
ただ60歳に切り上げた場合には、税金が変わってきます(基本増える)住民税が増えると社会保険料(国民健康保険料・介護保険料)が増えます。年金控除の額が60歳と65歳では違いによるものです。
よく60万と110万と言われてますが、よくみると年金収入の額で細かく分けられています。
この辺は属人性(人次第)のある話ですが、さらに株などの配当収入の税金を総合課税で申告している場合も、年金を貰う(課税対象に加わる)事で税金額に影響します。
そしてiDeCoを60歳から年金として貰う場合も影響します。(税金と社会保険料増)
iDeCoの話に似ている
そもそも今回の年金の繰り上げ想定は、iDeCoを年金として受け取る想定と通じるところがありますね。
自分の場合は、退職後14年かかる退職金控除枠復活を待って、67歳から一時金化する事で、金枠は減らす計画です。
ただ今回のような理由で、年金をなるべく早くもらいたいなら、一時金として受け取る年齢を遅らせるのは、ちょっとした矛盾もあります…。
結論を出すのは目的ではない
結論としては、損益分岐点計算は税込み視点なので、手取りベースでの損益分岐点(年齢)はもっと下がりそうで、人によって違いそうのようです。
これまで払ってきた年金保険料を取り返したいから、できるだけ年金で生活してやろうと思うのか、(繰り上げても)税金や社会保険料が増えるならいいやと考えるのか?
その時の気分次第で変わりそうです。
今回の目的は結論を出すためでなく、時々気になる「年金繰上げ」するとどうなるかを、何度も調べないようにする事なので、これでOKです。
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