2月の初めに税務署から確定申告のハガキが来てました。昨年確定申告した人向けの一律の案内かと思ったのですが、内容をみると不動産の譲渡所得に関する注意喚起みたいにもとれました。
こんなふうに書かれていました。
昨年の3月に実家を売却(引渡)しましたが申告はしないつもりでした。売却益がないからです。
今回売った値段と(父親が)買った値段との比較で、譲渡所得は発生していません。利益がなければ確定申告は必要ありません。
本当に売却損なのか
そのつもりで申告準備を済ませていたのですが、いよいよ提出という前の最終確認中にそのハガキを再度見てみると、譲渡所得金額の計算式が載ってます。
この「取得費」には注意書きがあります。
取得費=買った値段でなく、購入価格から減価償却分を引いた分が取得費だとあります。そうなると、当初思っていた取得費(=家を買った値段)よりは低そうです。
減価償却の計算式はこうでした。
「償却率」「経過年数」に適切な数字を用いて計算して、申告するしないを判断していいと言う事ですが、いかにも間違い・勘違いが生まれそうです。(それでいいの?)
税務署が築古の一軒家の売却にわざわざ目を光らせるとは思えませんが、こうしてはがきが来ている以上、売買があった事を知っているようにも思えます。
ちゃんとe-taxを通して減価償却費を計算してもらって、売却損なのを確認しておく事にしました。
e-tax画面での計算
必要だったのは「売買契約書」「譲渡費用」に関する手数料の領収書です。ただ今回は購入時の登記費用の領収書(20年以上前)が見つかりませんでした。
また減価償却費を計算するのは建物の方なので、購入時の契約書に「土地」「建物」で値段が記載されていたのも助かりました。分からない場合は代用の計算法が適用されます。
償却率は建物の構造によって決まるようですが、
契約書に記載の「木造モルタル」はありません。この選択肢にある「木骨モルタル」の別称なのかと思いましたが、そうでないらしく登記上の記載「木造」でいいようです。
不動産売買と言うと素人には無知な部分が多いですが、ユーザーフレンドリーなe-taxの案内に従い、入力を済ませると計算結果が出せました。
ちゃんと利益が出ていない事が確認できました。今回の売却損には特に使いみちはありません。(ケースバイケース)
計算だけして(マイナスを確認できれば)申告はどちらでも良かったかもしれませんが、気分的にはスッキリしました。
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