ジェイソン流「お金の増やし方」に書かれているTo Do本としての内容は、自分にとっては目新しくは無い本かと思っていたのですが、昨日も書いた事を含めて案外そうでもありませんでした。
ツールの紹介
家計の可視化としてジェイソンさんが使っている「家計簿アプリ」の話が出てきましたが、具体的にはMoneyTreeでした。
自分はMoney Fowardユーザーなので他の家計簿アプリの事をほぼ知りませんが、その中でも知らない方の家計簿アプリです。せっかくなら(MoneryTree社にとって)宣伝するいい機会なのにと全然アプリの仕様以外の部分の感想が湧きました。
また家計簿以外のツールとして「PersonalCapital」と言うアプリに言及してました。ライフプラン、リタイアシミュレーションアプリのようです。
このアプリを使って現時点でリタリアしても(95%の確率で)暮らしていけると判断していると書かれています。ただ残念な事に米国向けとの事です。ただGooglePlayでは自分のスマホにインストール可能のようでした…。
平均利回りでの逃げ切り計算のアバウトさも考慮
運用ありきリタイア取り崩し生活に出てくる運用利回りは「平均利回り」が使われます。平均利回りで逃げ切り計算する場合、便宜上毎年同じ利回りで計算します。
厳密な話をすれば、実際の株式市場ではランダムな上下の年利回りが発生して、トータル結果としての平均利回りです。そういう現実を考慮したシミュレーションする方法も使っている話も書かれてました。
例えば上記の「Rich! Broke or Dead」というサイトに触れてました。
これはアメリカの逃げ切り計算機ですが、逃げ切り計算機とは言わず、モンテカルロ法(未来をランダムに発生させるシミュレーション)を使ったシミュレーションという言い方でした。それはそれでこういう計算機の理論的背景が分かって良かったです。
知らなかったことわざ
「投資をいつ始めたらいいか?」という話にでてきた、アメリカで有名な中国のことわざの話です。
The best time to plant a tree is 20 years ago the second best is today
- Chinese Proverb.
よく言われる内容ですが、この諺は知りませんでした。
アメリカで有名な中国の諺って不思議な言い回しです。
「良い借金理論」にちょっとびっくり
「借金には良い借金と悪い借金」があるというコラムコーナーがあって、運用利回り(本書だと6.4%)より低い金利の借金(実際は住宅ローン)の事を良い借金と言ってました。
自分もそう思ってるところはありますが、そう言い切っている媒体は初めてです(笑)
これもVTIが生む利回りへの信頼度の現れかと思いますが、信心が足りない自分としては、そこまで書いてちゃっていいかなと思ったりしました。
まとめ
と言う事で、思った通りの本でもあり、そうでもなかった本でした。今回書いた気づきもあって読んで良かったと思っています。また今度モンテカルロ法のシミュレーションについてもやってみよう(調べてみよう)と思います。
⬇︎ブログランキング参加中です。
クリックして1票頂けると励みになります!⬇︎