あぐらのSoloZakki

令和が始まる直前に53歳で退職しました。安定から自由を目指します。

二択で言えばキリギリス的生活?

早期リタイヤした事を知っている友人と会って話をすると「羨ましい」的な事を言われる事があります。下手な事を言って「自由マウント」してる雰囲気になるのもアレなので「キリギリス」みたいなモノだよ「将来的には…」と言ったりします。

「キリギリス」と言うのはイソップ童話の「アリとキリギリス」の「キリギリス」です。今さえよければいいとか「末路的」なパブリック・イメージがあります。

人生相談コーナーを読む

話は変わって「週刊エコノミスト」の巻末に人生相談コーナーがありました。連載

長引くコロナで別の生き方をしたくなったと言う、40代男性からの質問に答えるものでした。自分も早期退職を最初に考えるきっかけは職場異動でしたから、現状維持バイアスが崩された時に、人生の現在地を確認したくなる気持ちは分かります。

 

美的選択と倫理的選択

(回答の先生は哲学者だったので)キルケゴールを引き合いに出して答えてました。

高校生のころの倫理の授業、デカルトやカントよりも実存主義の話の方が、分かり味があった事を思い出します。

彼はあれもこれもではなくあれかこれかの選択をするのが人生だといい、大きく分けると人生には「美的選択」と「倫理的選択」という二つの選択肢があるといいます。

「美的選択」と「倫理的選択」という言い回し、文学的な響きがあります。

 

享楽的な(ラクな)生き方と自分自身で人生を切り開いていく倫理的な生き方(苦しい生き方)があり、倫理的生き方になっている方を選択しろとアドバイスしてました。

変化を望むならまずはリスクを恐れず倫理的選択をすることですその上で自分自身を見極めれば自ずと何をするばいいかが見えてくると思います

自分に当てはめて考えると、自分自身で人生を切り開いていくという部分は当てはまる気がしますが、リスクを取ってラクな生き方を選択しているところもあって、すっきりとは当てはまらない気もしました。

 

二元論は当てはまらない事が多いですが

まあ今の社会は、二択で括れるほど単純なモノではないですから仕方がないとは思います。

一方でアリとキリギリス的な生き方の二元論の方はしっくりきます。別に悪い意味(シニカルでもネガティブ)で言っているわけでなく、単身早期リタイア者が持つ「溢れる自由と同居する将来の怪しさ」と言う特徴(メリットとリスク)をシンプルにイメージさせるなと感じます。

 

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