もう30年前の吉田総さんの短編マンガ集に宮崎駿さんがあとがきを書いていたんですが、とある記事を見てその記憶がよみがえりました。
「何者にもなれかった大人はどう生きればいい?」というtwitter記事の2次利用記事で「中年からのキャリア論」についての内容でした。
もとのツイッター記事がこちら
「何者にもなれなかった大人」…。こういう「上手いこと言おう症候群」はいかがなものか?と思うのですが、Googleディスカバーで表示されたのはこちらです。
人生後半をどう生きるべきか?はさておき、40代から50代と言うのはやはりマニュアル世代なのかなと言う事を思いました。
マニュアルだらけの時代だった
ここで最初のあとがきの話ですが、宮崎駿さんがこう書いています。1990年の事です。
マニュアルだらけの時代である。ビジネスマンになるのも、つっぱりになるのも、マンガ家や将棋指しになるのも、マニュアルが用意されている。進路を決めたとたん、手引書に従ってコース通りに勤めなければならない。
それがいやさに、進路を決めずに時間をかせぐと、結局どの辺に収まるかというマニュアルも出来ちまっている。
僕の前に道はない。自分は荒野へ歩み出すのだと、一寸前の詩人は戦慄と気負いをこめて語った。自分達凡俗も、その言葉にそれなりの意気を感じた時代に比べて、今はなんと生きにくいのだろう。(略)
情報源が雑誌媒体しかない時代、「デートマニュアル」「恋愛マニュアル」などの特集を通じて、メディアが生き方をコントールしていたような時代でした。ネットが発達するにつれて発信源は拡散したので、メディアにそういう力は無くなっていきました。
個人的にはそういう傾向を本当に良かったなあと思っていて、さらに40,50代に生き方のロールモデルが無い事を、本当に有り難く思っているんですが、そう感じない人もいるようです。そういう人は若い頃の刷り込みは残っているのかなと思ったわけです。
40代、50代までにできること
実際、40代50代になって、仕事に対するアンマッチ感を感じた場合、生き方の適当な指針があるかと言えば、無いんじゃないかと思います(苦笑)
40代50代は20代30代の延長ですから、それまでにどれだけ経済的自立力を高めるか、紹介され力を高めるかが、現実問題できる事じゃないかとも思います。
紹介され力と言うのは、勝手に作った用語で、人から仕事を紹介されやすさと言うものです。コネとか人脈とか知り合いの多さとか言う話です。
経済的自立を高めるのが早期リタイアで、紹介され力を高めるのが転職です。
4つのクワドランドのどこを目指すのか?
違う言い方をしてみます。有名な「金持ち父さん」の本にお金の稼ぎ方には4つあるという話があります。
- 労働者
- 自営業
- 投資家
- 企業オーナー
こんな感じだったと思います。先程の身の振り方の話、自営業や企業オーナーになるのは簡単ではなく、「マニュアル」ではどうにもならないので、労働者から労働者に移るのが現実的で、そのためには人脈がモノを言うだろうと言う話です。早期リタイアした個人投資家がここで言う「投資家」に入るかどうかは分かりませんが、この4つのお金の稼ぎ方で分けると一番近い気がします。
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