善光寺参り目的の長野旅行、もう一箇所行きたいところがありました。葛飾北斎の天井絵「鳳凰図」のある「岩松院」(がんしょういん)です。
長野市は、自分にとってはちょっと地理的に遠い場所なので、この機会に行ってみたかったです。
宿泊したのは駅前のホテルです。かなり年季の入ったホテルでしたが、駅前立地とご開帳という時期のせいか、設備の古さの割にはそんなに安くなかったです。
岩松院の最寄り駅は小布施駅ですが、歩くにはちょっとあります。長野から車(カーシェアリング)を使うかちょっと考えました。
レンタサイクルが小布施駅にあるのと、古い車両が走っている事で知られている長野電鉄に乗ってみたいという気持ちがあって、列車移動にしました。
9時過ぎの列車でしたが、それほど混んではいませんでしたが、ガラガラという事はありません。長野駅から小布施までは680円、支払いは現金のみです。
長野から普通列車を使って約30分ちょいで到着。
クロスバイクが借りられると言うレンタサイクル屋へ向かいます。歩く事約10分
こんな事ならカーシェアで来ればよかったとなりますが、駅の観光協会でもレンタサイクルは借りられます。駅まで戻ります…。
自転車は余裕がありました。
貸出手続きの際に、「岩松院」への行き方も案内してもらいました。駅前の道を北に進み、右折して国道と交差する道をくぐって、まっすぐ進むだけでした。
ギアのないママチャリだったんですが、道は平坦なので問題ありません。
岩松院は、歩いてくるにはちょっとかかるし、レンタサイクルは万人向けじゃないし、車で来るのが普通かなと思いました。本数は少ないですがバスもありました。
車が停められる場所は、お寺の周囲に3箇所ぐらいあるのですが、意外なことにどこもほぼ満車でした。もっと閑散とした状態を想像していたのですが結構人出がありました。
駐輪場と明示された場所はなかったです。
堂内(鳳凰図)は写真撮影禁止なのですが
本堂の中に入ると横掛の座椅子が用意されていて、そこに座ってお寺の人の解説を聞くようになっていました。たしかに解説を聞いた方が理解が深まります。
この岩松院にある鳳凰図は葛飾北斎の最晩年の作品で、畳21畳程度の大きさがある大作です。
構図のセンスや色彩の鮮やかさ、デッサン力とデフォルメのバランスが素晴らしさ、迫力がありました。思った以上に(若干違和感があるくらい)色の経年劣化がなくて鮮やかでした。
北斎にまつわる観光スポットして、小布施駅近くに美術館もあります。
北斎館の前は駐車場となっていて、その一部が駐輪場でした。
要するに展示物はほとんど見れなかったのですが、祭屋台と天井絵の展示は見れました。
北斎館が限定公開だったので多少割引が必要ですが、岩松院と小布施周辺でちょうど2時間くらいの所要時間で駅に戻ってきました。レンタサイクルの延長料金を払う事はなかったです。
帰りは特急「ゆけむり」で帰りました。100円プラスで特急に乗車できます。
2時半の新幹線で長野を後にしたのですが、長野駅の食事どころがいずれも行列ができて、善光寺参りに来ている人はかなり多いんですね。
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