海外でのFIRE達成記事なんですが、FIRE達成する事ができた4つの選択(コツ)みたいな記事を読みました。
この記事です。
4つ賢い選択とは?ざっくりとまとめるとこんな感じです。
1. 昇給したら昇給分を貯蓄に回した
2. 大学を卒業してすぐに退職後の資金を貯め始めた
3. お金のこととパーソナルファイナンスのことを学べるだけ学んだ
4. 同じ目標をもつ相手と結婚した
(4つ目は難易度高そうに感じますが)割りと「ありきたり」に感じます。
ただ自分の事を振り返る、案外そういうものなのかもしれないとも思います。
先日のこの記事でも書いたように、資産運用に関して本当に「ありきたり」な人間だなと思っています。配当株投資、インデックス投信投資、節約術、ポイ活術など、投資本やら投資雑誌やらに書いてある程度の事しかやってません。
ただこういう「ありきたり運用」の早期リタイア生活のスタイルが現実的になったのは、最近の事だとは思います。やはりここ数年の投資環境の変化(情報入手コスト、投資手数料コストの低下)が大きいでしょう。本のサブスクサービスや手数料値下げ無しで今の生活があったかどうかは半信半疑です。
そんな自分の投資スタイルに多少の個性があるとするならば、これまでの経験からくる「リスク判断」とか「賭けで勝つタイプではないと言う自分への見切り」があるからこその、適度なリスク管理ができる事かもしれません。
また「ありきたり」は本当に簡単なのか?と言う話もあります。先日もブログで取り上げたNetflixのドラマの中で印象的な会話のシーンがありました。
ウ・ヨンウ弁護士は天才肌 | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト
(詳しい前後は忘れましたが)主人公が、お父さんからもらったアドバイスに対して「ずいぶんありきたりですね」という感想を口にするのですが、
「高成績を残したいなら勉強、痩せたいなら運動、『ありきたり』でも実践するのは難しい」とお父さんは言います。
「言うは易く行うは難し」と言う諺もあるように「ありきたり」でも、実際にやってみるのは難しいと言うところもあるのかもしれません。調べればわかる情報も調べなくても手に入りません。「調べればわかる事」をちゃんと調べる人は思ったよりは少ないかもしれません。さっきの繰り返しになりますが「いくらでも調べる気のある人」にとってはありがたい時代になりました。
ただ「ありきたり」の投資手法の問題点は時間がかかる事だとは思います。この記事の人は33年かかっているわけで、なる早でFIREしたいと考えている人からすれば「33年も準備すれば、そりゃあFIREできるだろう」という感想を持つかもしれません。
もっと早く資産を増やしたい人は、もっとリスクをとるなり、人との差別化が必要になると思います。ただ年齢的に若ければ(多少リスクをとっても)失敗してもやり直しは効きますし、前述したように自分の能力を見切るのにも必要な経験でしょう。
あくまでやり直しが効くような失敗が前提ですが…。