あぐらのSoloZakki

令和が始まる直前に53歳で退職しました。安定から自由を目指します。

早期リタイア生活前後のマインドセットの違い

早期リタイアして丸4年経過した心境を、ベストセラー「嫌われる勇気」の内容に重なるところがあるという話を3月末に書きました。ただそこで触れた「人生に目標は必要ない」と言う部分は、ちょっと(あの本では)枝葉なのかなとも思っていました。

そこに引掛るのは珍しいと思っていたんですが、そうでもありませんでした。

agura-huma.hatenablog.com

作者の人がそのものズバリの事を、こちらの記事で言っているのを見かけたからです。

gendai.media

「人生に目標がなくて不安」と言う質問に答える記事で、「成功(目標達成)」と「幸福」の違いを説明し(成功と無関係に)いつでも「幸せ」を感じる事ができると語ります。

今は我慢して働いているけれども、お金を貯めて、あれこれしたいと考えている人は多いかもしれません。しかし、楽しみを先延ばしにしなくても、生きがいを感じ、幸福であることは「今」できるのです。もしも仕事が嫌いではなく、我慢して働いているのでなければ、それは「幸福である」ということです。

そういう幸せ観は、ずっと働きつづける人には有用かと思いますが、「早期リタイア」達成(将来)のためには、今の「時間」や「お金」と言ったリソースをどれだけ注ぎ込めるかが(早期リタイア)達成の成否や時期に関係してきます。

自分の事を振り返ってみると、実際「今」を犠牲にする生き方でした。「早期リタイア」を目指す場合は、やはり今の楽しみは先延ばしにせざるを得ないとは思います。

 

ただ早期リタイアを達成してしまうと、手のひらを返したように今に集中する生き方に変わりました。それまで今の「幸せ」をないがしろにしてきた人間に、何が「幸せ」なのかを考えさせられる状況が急に発生します。

この記事では「幸せ」についても触れていて「成功(目標達成)方法」は、一般的な方が正しい事が多く「幸せ」は「各人についてオリジナル」であると述べています。

一方で「幸福」は、成功とは違い「各人においてオリジナル」なものです。ですから、幸福でありたい人は、他人と同じである必要はありません。そして、成功を目指す人にとっては、まったく理解できない人生を生きます。

「幸福」は、成功と違い「各人においてオリジナル」という意味、例えば早期リタイアにする方法は(資産運用と倹約生活)大体同じで一般化されているけれど、早期リタイア後を「どう楽しむか」は、自分だけのオリジナルなものになるって事で、自分もそう思います。

 

「どうやって早期リタイア」したかの経験談は参考になるが、「早期リタイア生活」をどう楽しむかの話になると(幸せは各人のオリジナルなので)早期リタイア生活ブログを読んでピンと来なくても、別におかしくないって事ですね。