あぐらのSoloZakki

令和が始まる直前に53歳で退職しました。安定から自由を目指します。

車窓から流れる景色を眺めるだけの旅行

一週間ほどお腹の調子が悪かったという話を今月半ばにしましたが、そんな体調が万全とは言えない状態で、キャンセル料でお金を使うのがもったいないからと言う理由で旅行に行きました。向かったのは5月に「ANAでキュン」で予約した九州鹿児島でした。

 

どう考えても旅行は無理という状況は脱していたので、まあ行ったのですが、基本食べものは控えて、すぐにトイレに行ける状況を優先するかつてない旅行計画になりました。

 

旅行の計画は、JR九州の「ぐるっと九州きっぷ」を使って九州を回ろうと言うもので、鹿児島に着いた後は、宮崎経由で福岡(博多)向かいました。

鹿児島から博多へ行くのに、宮崎経由で移動すると言う事は移動時間を考えたら選ばない酔狂なルートですが、一度も行った事のない宮崎・大分にも行ってみたい(通過したい)気持ちがありました。

どれくらい時間がかかるかと言うと、鹿児島中央駅から「特急きりしま」宮崎駅から「特急にちりんシーガイア」と乗り継いで14:19から22:03までの約7時間という長旅です。

指定席が満席だったので色々と悩んだのですが、7時間の間いつでも自由にトイレに行ける事を優先して「グリーン車」を予約しました。グリーン料金はもったいないですが、途中でトイレ行きたくなったときにトイレが行けない状況と比較すればお金には代えられません。

実際に乗ってみたら「特急きりしま」も「特急にちりんシーガイア」もグリーン車ですが、グリーン車の乗客は自分一人だけでした…。(正確には大分から小倉まで一人だけ乗客が乗ってきました)かなり勿体ない事をしました。

またグリーン車両に一人だけ7時間移動のみ、さらに食事は制限中、普段の旅行と比較すれば、ほんとに消極的な時間の過ごし方で、車窓から流れる景色を見ていただけなんですが、感想としては不思議と満足感がありました。それも高い方の満足感です。

 

不思議だなと思っていたんですが、タイミングよくこんな記事を見かけました。

togetter.com

やはり車窓から動く景色を見るというのは、気分を変える何かがあるようです。

 

「特急きりしま」車両の一部がグリーン車なんですが、完全に仕切りがあり閉ざされています。

 

鹿児島を出発すると、まずは桜島が見えます。車両に一人しかいませんから、写真は撮り放題です。この雲の感じがいいですね。

 

有名な霧島神宮も今回は通過だけです。今度来る時は降りたいです。

霧島神宮駅だけでなく、今回あちこちの駅でJRのデジタルスタンプを押したのですが、

このWebアプリ、スタンプ押すアクションの指の圧によってスタンプの濃さが変わる事(本物のスタンプらしっぽくしている)を1年近く使ってて、最近知りました…。

agura-huma.hatenablog.com

 

 

列車は宮崎県境へ向かいます。父方の祖母は鹿児島の出身で、その旧姓がこの辺りの駅名と同じです。ただ遠縁すぎるのでそういう縁で鹿児島に来た事はありません。

宮崎駅が近づいてきます

 

宮崎駅でにちりんシーガイアに乗り換えします。4両編成かと思っていたら6両編成で、1両丸々グリーン車でした。

 

16時を回って、この時間まで無事だったので、ちょっとだけ買いました。

 

あれがシーガイアかなと思って写真を撮りました。シーガイアでした。

 

徐々に日がくれてます。途中駅でこんな感じで時々行き違います。

 

19時半過ぎでもまだ明るいです。大分県に入っています。

 

本当に色々な景色がありました。夕方はいいですね。

 

通り過ぎるだけの別府

 

もう車窓からは外の景色は見えません。景色も見えなくなると、さすがに長時間の移動の退屈を感じはじめます。

ちょっと大分駅で遅延があり、博多駅に着いたのは22時15分過ぎでした。

心配した腹の具合の方も何事なく1日無事に過ごせたので、さらに食事量を増やしていこうとコンビニに寄りました。翌日は熊本でラーメンにチャレンジしましたが、大丈夫でした。

 

図らずも、一人ポツンと列車に乗るだけの旅になったんですが、流れる景色だけも十分楽しめたのは新たな発見でした(あくまで隣に人がいない前提ですが…)

ただ冷房が効きすぎだったのだけがちょっと不満でした。暑い寒いは人それぞれなので難しいですね。