あぐらのSoloZakki

令和が始まる直前に53歳で退職しました。安定から自由を目指します。

あのピラミッドから分かる事

最近積立系?Youtuberの動画をみている話をしましたが、このジャンルのYoutube動画に割とよく出てくるのは「純金融資産保有額別の世帯数と資産規模の推計結果」の「ピラミッド」です。

 

2019年の集計結果のグラフを良く見かけますが、2021年版まであるようです。

www.itmedia.co.jp

 

その中で気になったのは世帯数の変化。

準富裕層の数が2019年から2021年にかけては減ってますが(341.8→325.4)これは富裕層へ移動したからと分析されてます。

野村総合研究所は「株式などの資産価格の上昇により、富裕層・超富裕層の保有資産額が増大したことに加え、金融資産を運用(投資)している準富裕層の一部が富裕層に、そして富裕層の一部が超富裕層に移行したためと考えられる」とコメントした。

ここで書かれている投資が基本株式投資だとすれば、株式投資がゼロサムゲームがじゃない事や、投資におけるスケールの占める割合の重要性を感じます。

これがいわゆる(r>g)のピケティの不等式を立証しているとも言えますが、2010年代に入って資産が殖え始めてますから、やはり日銀の金融緩和がいかに日本人の資産運用をアシストしてきた事が大きいのかなと思います。

逆に言えば日銀の政策転換がもしあれば、思っている以上に深刻なんじゃないかと言う気がしています。

 

このピラミッド情報では、各層が占める割合も発表されてますが、

1億円以上5億円未満の「富裕層」は139.5万世帯(2.5%)、5000万円以上1億円未満の「準富裕層」は325.4万世帯(6.0%)、3000万円以上5000万円未満の「アッパーマス層」は726.3万世帯(13.4%)、3000万円未満の「マス層」は4213.2万世帯(77.8%)だった。

どれくらいの希少さなのか?がこの数字だけでは分かったようで分からないものがあります。

それをYoutuberの登録者数のピラミッドを参考にしてみます。

とあるサイトで見たんですが、登録者数5,000人以上Youtuberは上位5%、1万人以上が上位3%と言う事でした。これを純資産残高ピラミッドの数字と比較すると、富裕層(2.5%)の数字を登録者数10,000人Youtuber(3%)と近似すれば、富裕層は、登録者数が数万人レベルYoutuberのイメージと割合としては同じって事なります。

 

「登録者数万人クラスYoutuberと割合が一緒なんて富裕層なんてたいした事ないな」とは思わないですから、Youtuberって本当に大変なんだなと思います。

 

まあYoutuberが過酷すぎる気がしますが、そもそもどうやってこの数字出したんだと疑問もあります。ブロガーPV数でもこういう割合でないのかとも思ったのですが、そういう資料はありませんでした…。