今月初めに日経平均の大暴落がありました。もう3週間前の事なので(ネタとしては)古い話ですけれど、経済ニュースとしては今月最もインパクトのあったニュースでした。毎月最終土曜日にチェックしているロボアドの運用成績の確認です。
きっかけは植田発言
正確には(今月)最後の土曜日は31日ですが、都合により今日の時点でチェックしました。
月初の大暴落も、その後の戻りを試す展開のおかげで、今となっては記憶の彼方感があります。ちょっと振り返ってみると、31日に利上げを発表。www.nikkei.com
発表のあったのが、この日の昼過ぎ、後場の株価も為替も薄い反応でした。
流れが変わったのは、午後3時くらいの記者会見
会見内容がさらなる利上げを想像させたと言う事で、今後も利上げが続く=新しいトレンドに対して、翌日から円高、暴落で反応。
金曜日はこれだけ下げて、月曜日には市場最大の下げ幅が発生となりました。
(利上げ発表よりも会見で反応)考える割とよくあるパターンでした。
この大暴落に驚いた政府(日銀)が、今後は利上げしない宣言(意訳)をした事で落ち着きました。
今回の大暴落をみて(日本市場って)本当に変な市場だなと思ったりもしたんですが、こんな感じで、上旬に色々あった一ヶ月でした。
2024年8月のロボアド確認
今月のロボアド確認です。先月の状況はこちら
そして8/24時点での各ロボアドの評価損益です。
あんな事(日経暴落)があった割には、先月と比べて変わりはありません。
暴落があったのはもう3週間前で、その後戻してますし、何より暴落したのは日経平均なので、ポートフォリオに占める日経平均の割合は大きくないロボアドはそこまで影響は受けなかったと分析できます。
ただ日経平均の暴落の理由の一つは、今後の利上げトレンド(=円高トレンド)を折込に行った動きなので、今後も円高トレンドを市場が感じると、外貨建て資産の円建て換算の評価額にはマイナスに働くでしょう。
24年後半は低調?
そういう意味で今後の為替の動きを考えると(政府に忖度した?)日銀副総裁発言によって、日銀発信での(今後の)円高は無さそうにしても、米国利下げでの円高はあるかもしれません。
実際、昨日のパウエル発言で9月の利下げの確度がさらに上がったようです。
これで円高がどんどん進むと言う事は予想しませんが、今年前半のような円安はさすがに来ないとは思います。
つまり今年6月までのような(円安効果での)ロボアドのパフォーマンスは期待できないでしょう。
ロボアドのパフォーマンスも当分地味な動きが続くのでは想像します。
ちなみに今回のような暴落があった場合には「買い出動」をみたいな事を先月末に書きましたが、しませんでした。もう1日下がったらと思ったところで、リバウンドした感じです。