ブログで初めてコロナに触れたのは1月27日の事、それもペッパーフードサービスの株を買った話のついででした。株安が来るだろうという視点です。確かにその後見たことのないような株安が来た訳ですが…。
ちなみに最近ペッパーフードサービスは損切りしました。配当にかかった税金を取り戻すのに役立てました。
緩やかな状況の悪化に対しては危機感のある行動を取れない
今週はあちこちで会食のニュースがありましたが、会食してた人の言い訳には(口に出さないが)「自分は(対策してるし/今回は)大丈夫」という意識があるのを感じます。コロナに対する「見切り行動」これっていわゆる「正常化バイアス」ですよね。
自然災害や火事、事故、事件などといった自分にとって何らかの被害が予想される状況下にあっても、それを正常な日常生活の延長上の出来事として捉えてしまい、都合の悪い情報を無視したり、「自分は大丈夫」「今回は大丈夫」「まだ大丈夫」などと過小評価するなどして、逃げ遅れの原因となる。 「正常化の偏見」、「恒常性バイアス」とも言う。
マスク・手洗いが日常生活化してしまう事やこれまで感染しなかった事による「自分は大丈夫」「ここまでは大丈夫」意識が出るのは不思議ではありません。「ここまで」のラインに差はあるでしょうが、今の日本では大抵の人がこの意識を持っているんじゃないでしょうか。
今週末の感染者数を見ても結局拡大ペースのまま年末年始を迎える事になりました。ゆっくりとした状況の悪化に対して切実な危機感を持てない、いわゆる「茹でガエル」状態になった感じです。
背反する課題を抱える難題が解決できないのは多少は仕方ないという現実主義者な立場でしたが、コロナを日常視して正常化バイアスが働いたり、状況に鈍感になって「茹でガエル状態」になってくると「仕方がない」では済まない気がしてきました。
もう後一週間で大晦日ですが、毎年NHKの「ゆく年くる年」に出てくる大勢の深夜の人出の映像とかどんな感じになるのでしょう。「ここまでは大丈夫」という人たちがどれくらいいるんでしょうか、
と言う事を書いていた矢先のこのニュース。 確かに終夜参拝がなくなれば人出は減ります。
もしかして中継ナシなのかも…。
変異種登場
そんな中で、今までなかった新しい種類のニュースがありました。
「危険性を予想していた変異体が出現し、急拡大している」。変異は10カ所以上。イギリスで見つかったが、どこで生まれたかは不明。新型コロナウイルス変異種について考えます。https://t.co/nQDUzx5swN
— 日本経済新聞 電子版 (@nikkei) December 21, 2020
週後半には実は2種類あると追加の報道もありましたが、思った以上に世の中の反応は冷静でした。 これは月曜日のニュースでしたが、金曜日の夜には日本に来ている(発見された)との新しい情報(本当に水際対策できているのだろうかという点はさておき)
こういう未知の新状況が、最近のコロナに対する「見切り行動」に影響を与えるかもしれません。
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