先月、朝日新聞の佐藤優さんの記事を読んだ感想として、アーリーリタイアに向いている条件として思い当たる事を書きましたが、元記事の中で触れなかった部分があります。
ブログ記事のテーマが2つだと(言いたい事が)ぼやけてしまうので避けてました。
どんな部分が気になったかと言うとこの部分、今後の世の中の価値観の変化についての佐藤さんのコメントの一節
「先行きが見えないこともあり、不安感が非常に強くなっていますが、その不安感につけ込むビジネスもたくさんあります。投資もそうだし、子どもの教育もそうです…(略)
不安商法と言えば、霊感商法、点検商法などが思い当たりますが最近の「老後の資産運用」を促す流れも一種の不安商法じゃないかという指摘です。射幸心にはつけこまれているとは多少思ってましたが(笑)不安心につけこまれているとは考えてもみませんでした。
「不安」だから資産運用するという心理
言われてみれば、年金2,000万円問題報道以降、資産運用を始める人が増えたという口座開設数が増加と言うニュースも見かけました。
資産運用に対する意識が高まった訳でなく「不安心」を煽られた人たちが集まったという見方もあるわけです。
「不安」だから働くという心理
と言う視点で最近思い当たるのは、70歳定年時代がやってくると言うこの話題です。
これも(老後の)不安心理につけこんで、いつまでも働かさせるという構図は似ています。目的は将来の年金支出の抑制と年金原資を増やそうという事でしょう。
(この年代の仕事があるかは置いておいて)70歳まで働けるとなれば(「不安心理」だけでなく「とりあえず」とか「周りに流されて」とか)働こうという人は必ずいるはずです。
「70歳定年時代」なのに早期リタイアしてしまってる自分に対して、不安はともかく若干の後ろめたさを感じていたのですが、まんまと策略にハマっていたのかもしれません。
こんな時に思い出したいのは2012年に書かれたこの本に書かれた歴史のあるこの言葉
死ぬ瞬間の5つの後悔、男性第一位は
「あんなに仕事ばかりするんじゃなかった」
だったという話。今後も「不安心理」につけこまれないようにしたいのと「仕事」のメリットばかりに目を奪われなかった選択をしてよかったと思います。
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