自分はどこにでもいるインデックス長期投資家のつもりで(濃淡はあるにせよ)ちょっとくらい株価が下がろうが動じない方なんですが、ただ最近の上げっぷりについてはちょっとだけ換金した方がいいんじゃないかという気持ちになっています。
理由は単純で、ここのところ株価の上昇が行き過ぎじゃないかと思っているからです。
日経平均株価が564円高の3万0084円となり、1990年8月以来30年半ぶりに終値で3万円を超えました。新型コロナワクチン接種への期待に加え、景気指標も好調で「コロナ後」の経済回復をにらんだ買いが膨らみました。https://t.co/eeJYXPcdrb
— 日本経済新聞 電子版 (@nikkei) February 15, 2021
とうとう3万円超え!
ちょっとバブルを感じて
株価がバラ色なのはウェルカムなんですが、先週のビットコインのニュースをみると、余ったお金が行く場をもとめている感(さすがにちょっとやばいだろう)があります。
また(マネーフォワードで確認すると)総資産が約4%増になってます。このペースが続けば年48%となります…そんな事は絶対にないと思います。
と言う事で、長くは続かないだろうコレと思っているからこそ、気分的には(積立は続けつつも)一部売却してみたくなってます。
将来的には4%引き出しをするつもりも
将来的には、この本にあるような年4%(数字は例えば)引き出しのような事をイメージしてましたが、
こちらの本では3%で運用しつつ4%ずつ引き出していき、資産の目減りをゆっくりにしようとするものです。3%での運用期間は75歳までで、引き出し開始は60歳からと、60歳で退職するサラリーマンをモデルケースにしています。いくら必要かは95歳で資産が底をつくように逆算して60歳時の目標金額を決めれてばよいと言うものでした。
「3%運用と4%引き出し」の老後資金本の感想 - あぐらのSoloZakki
ここにもあるように60歳からぐらいという事で、具体的なやり方を考えてませんでした。
なので今回一部換金したいと考えた場合、どんな戦略で利確するかがどうにも定まりません。
「お金は寝かせて増やしなさい」の案
何か参考情報がないかと探してみました。とりあえず手持ちの本を見てみたのですが、インデックス投資ブロガーの水瀬さんの本には、出口戦略が書かれていました。
「出口戦略まで一挙解説」とあるように出口戦略(引き出し)についての章があり、ざっくりとまとめると3つの方法が提案されてました。
- アロケーションを見直す(という観点でリスク資産を換金する)
- 定率引き出す(ポートフォリオ配分は変えない)
- 必要な額だけ下ろす
それとは別に今回の似たようなシチュエーションについて、知人のインデックス投資家の人の場合も載っていました。
実際に運用を続けていると、「けっこう株価が上がってきたな」と思える上げ相場が続くこともあり、定率で取り崩したとしても「今年1年の生活費の足しとしてこの利益で充分かな」と思えるタイミングがあれば1年分まとめて売却してしまうと言うのです。
今の半信半疑な状態では1ヶ月分の生活費だけ換金して「ガス抜き」をしておくのが良さげかもしれません。
また今回定率引き出しを検討して感じたのですが、色々な投信を保有し過ぎで、定率換金する時に非常に面倒な事に気づきました。投信の売却時には金額指定ができるので、定率売却は可能なんですが(例:残高100万円から1万円だけ換金で1%引き出し)複数の投信を保有していると、手間がかかってちょっと失敗感を感じます。
反応しないのが正解なのか
この本はあくまで長期積立投資本ですから途中の利確は勧めておらず、当然こういう記述もあって、
インデックス投資家の仕事は、「売りたくなった時に我慢すること」
健全な長期投資においては、直感こそが敵であり、理性こそが友である
何となく上がり過ぎじゃないかという理由で換金すべきじゃないかもしれず悩ましいところです。
⬇︎ブログランキング参加中です。
クリックして1票頂けると励みになります!⬇︎