日経記事で紹介されていた動画「日本流FIRE3つの掟」の4%ルールを離れた資産管理についての提案が最近自分が考えている事と近い内容でした。
動画に登場していたのはFIRE実現には「運用と節約と稼ぐ力アップが必要」と説くFIRE本を書いた山崎さん。
自分も10月頃読みました。
4%ルールにこだわらないFIRE
ここで書かれてた3つの掟とはこうでした。
掟その① カギは「運用以外」と心得よ!掟その② 「1億円、4%」から卒業せよ!掟その③ 年齢・ゼロ取り崩し…こだわるべからず!
掟①はFIRE実現方法に関する内容で、もともと(運用以外)本の方でも「稼ぐ力アップ」が必要と言ってます。
掟②③は4%ルールに忠実になろうとするとFIREに必要なお金も増えるし、リタイア実現後も、運用をしつづけなくてはならない(=リスクが高い)ので、アレンジを加えるものでした。
「もし一億円貯めて50歳になったら運用したくないでしょ、そこまで頑張ったんだからもう安全運用に切り替えて(略)」
という言い方で、4%ルールから離れたくなる心情を語ってましたが、ある意味50代前後のFIRE検討者をターゲットとした戦略とも受け止められます。
4%ルールしない資産管理として、65歳までの生活と65歳からの年金生活の2ステージに分けた必要資金を用意して取り崩す戦略を提案してました。
これだと4%ルールよりもリスク資産の割合も下げられるし、必要とする資金が(リタイア年齢が上がると)下げられるメリットがあります。(リタイア年齢が上がると年金が増えるから)ただ当然ですがFIRE後の資産は年を取るにつれて減っていきます。
心が迷うのは下落リスクを感じるから
「4%ルールはリタイアした後も運用しなければならないし、(退職直後の)下落リスクに巻き込まれると手痛い」
4%ルールの弱点は、リタイア直後の数年の米国株式市場下落リスク(過去データでの失敗パターン)ですが、解釈を広げれば、米国市場をアテにしての運用リタイアの場合は、退職直後の数年間に下落がなければその後の運用生活の破綻リスクは少ないとも考えられます。
逆に3年弱の米国株価上昇で資産時価が増えた事やボーナスくらいの遺産相続(人生は変わらないが助かる)もあって、今のリスク資産を減らしてもこの記事にあったような2ステージに必要な資金を確保しておくという考えも浮かびます。
こういう保守化を考えてしまうのは、ここ3年間は上出来の部類と思えるのと、来年はリスク(地政学・インフレ金利高とか)が多そうに見えるからですが、どうなるでしょうか。
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