メタ(旧FACEBOOK)の株価が暴落したニュースが記憶に新しく、将来性についてGAFAからは脱落したんじゃないか的な印象もありました。そんな「メタ」が今後力を入れようとしている「メタバース」について今月のダイヤモンドZAIの連載マンガで取り上げてました。
新しくないビジネス
仮想世界と聞くと、自分の年代だと『そう言えば「Second Life」ってあったな』感がありますし、FacebookはVR=エンタメを頑張るのかなという印象でした。
そんな先入観からすると、アバター空間ビジネスに投資しようする試みに対して、半信半疑と言うよりも無理だろうという気がしてました。
何よりエンタメならまだしも、あんな重たいゴーグルを装着してアバター空間なんかには長時間集まらない(人数スケールが発生しない)だろうと思えます。
資金力でイノベーションを起こせるか
ただマンガにも書かれていましたが。メタ社が発表した投資する資金のスケールは毎年100億ドル(約1兆円)と言う、かなりのもので、これは下の記事によれば
ザッカーバーグのプロジェクトは、全く新しいものではない。しかし、フェイスブックには、過去の他の企業にはない利点がいくつかある。その一つは、同社が今後2〜3年で、過去30年間にメタバースに費やされた全費用の合計を上回る資金を投入できること。
過去30年間にこの手のビジネスにかけた費用の合計を上回る資金が投入されると言うものです。
そこまでのお金をかけるのかという驚きと、これだけの資金が投入されれば、今のVR環境の常識(不満点)を打破する技術のブレイクスルーが起きるんじゃないかという立場をとりたいです。
メタバースがコンフォートゾーンになれる?
ただ今回メタバースに興味を持ったのは、この巨大な投資額でなく、マンガ中のこんな描写からです。
辛いリアルから逃れられる別の(快適な)居場所としてのメタバース観です。
その流れでザッカーバーグの心情を想像していました。
これもメタバースの捉え方のひとつですが、本当にメタバースがただの現実逃避の場所でなく、現実に負けないくらいの快適な居場所になるかもしれないという気持ちと、もしそうなったら、どうなるだろうという気にさせられました。
以前早期リタイアすることは、自分だけのコンフォートゾーンを作るという面があると書きました。
現実の面倒で退屈な面をシャットアウトした自分だけの快適空間(コンフォートゾーン)化する事を指してましたが、現実世界の属性とは無縁の仮想空間(メタバース)が、FIRE実行者の「コンフォートゾーン」に足りうる快適さになるのでは思わせる内容でした。
来年すぐにそうなるとは思いませんが、「ストリーミング再生」しろ「電気自動車」にしろ理屈はシンプルで、技術が追いつくことで実用的になり普及するパターンはよくあります。次代の投資先としては有望なのではと思ってます。
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