あまり取り上げられていないようですが、音楽家のヴァンゲリスさんが亡くなったというニュースを聞きました。ヴァンゲリスさんの作品はいくつも覚えてますが、何歳だったのかなど、どんな人だったとかはよく知りません。
79歳だったんですね。
ヴァンゲリスさんの名前は知らなくても、曲を聞いた事がある人は多いんじゃないでしょうか。
自分が最初に知った曲は、科学ドキュメンタリー番組「COSMOS」で使用された「アルファ」です。日本の放送は1980年の事でした。
シンプルなメロディが耳について離れず、「ヴァンゲリス」という作曲家の名前を記憶しました。今も一番好きな曲です。
30年前のテレビ番組のディテールの記憶は揺らいでも、この曲とセットになった感動は思い出す事ができます。
その後も映画「炎のランナー」他の映画音楽、日本だと「南極物語」も手掛けていて、最近で言えば2002年のワールドカップのテーマ曲も作曲してました。
(最近って書いてしまいましたが、日韓W杯って、もう20年も前の話でした…)
これまでもちょくちょく書いてますが、映画・ドラマなどの作品の評価については、シナリオの出来と同じくらい劇伴の出来を重視しています。
身近な分かり易い例で言えば、エヴァの鷲巣さんやジブリ映画の久石さん、古い例で言えば1stガンダムの映画の井上大輔さんの歌など、いい音楽には、セリフや演技と同じように、見るものの感情を揺さぶる力あり、音楽で演出する力があります。
例えば、「映像の世紀」のようなドキュメンタリーでも「パリが燃えているか?」がかかれば、何とかなるようなものです。
視覚による記憶の再現は、なかなか難しいですけれど、音楽(メロディー)は口ずさんだり頭の中で再現可能ですし、40年前のテレビ番組の事をこうして思い出せるのもヴァンゲリスさんの音楽の力です。いつまでも心に残ります。作品は永久に不滅ですね。
ちなみに「アルファ」が使われたいた思い出の番組「コスモス」、古すぎて見ることができないと思っていたのが、Youtubeにあって、喜んでいたのですが、今回確認してみたら無くなっていました。やはり先送りは良くないですね。
⬇︎ブログランキング参加中です。
クリックして1票頂けると励みになります!⬇︎