9月はたいての保有株が下がってたんですが、以前から「失敗」を意識してたビヨンド・ミート株、さらに下落幅が広がってました。それだけでブログを書くにはどうかなと思っていたところ、ちょうど良いフック(とっかかり)記事がありました。
前回ビヨンド・ミートの株価を嘆いたのは6月の頃です。
この当時は83%マイナスでしたが、最近はこんな感じです。左が円換算、右がドル換算です。ここまで下がれば多少は反発しそうですが、反発は一切なしです。
あれから6%さらに下がってました。微かな期待を引っ張ってきたら9割マイナスになりました。「損切りの大切さ」という事で株の教科書に使えそうな事例です(苦笑)
この酷いビヨンド・ミートの現状について、ちょうどいい記事がありました
結論めいた事は端的に書いてありました。
ビヨンド・ミートの代替肉を好きで食べる人がたくさんにならない限り、株価は二度と上がらないでしょう。
(そうですか)
こうなってしまった原因が、6つ書いてあります。引用するには長いので自己流にまとめるとこんな感じです。
- 売上が伸びなかったのが全て
- 成功のシナリオは単純すぎた(失敗したら0)
- 赤字会社に利上げは厳しい
- 人工肉ブームは流行だった
- 人工肉が環境に良くても価格が高いと経済合理性から外れる
- 成功シナリオ実現のために高い株価(お金)が必要だった
一般化すれば、売上が伸びない新興企業の株価はジリ貧スパイラルになってしまうと言う感じでしょうか。
自分が損切り出来なかったのはNISA枠で買ったからですが、どうしてNISA枠で買ったについても、この記事が代弁してくれてました。
ビヨンド・ミートに投資することは、「中国人全員から1ドルずつもらうだけで、10億ドル長者になれる」ような仮説に基づいて投資するようなものでした。ビヨンド・ミートは食肉業界全体をひっくり返すような夢を売っていました。仮説が当たったら、投資資金は数十倍、100倍になることもありえたと思います。その大きなリターンの魅力に抵抗できず、いろいろな投資家が買いました。
と言う事で完全に失敗でしょうという結論になってますが、まあそういうことなんでしょうね…。