あぐらのSoloZakki

令和が始まる直前に53歳で退職しました。安定から自由を目指します。

50代FIREを分類すると

先週とりあげた「FIRE総まとめ記事」の続きです。この「まとめ記事」ではFIREには5つの種類があると書いてありました。その5つの分類がどの程度一般的なのかわかりません。

 

www.businessinsider.jp

まとめるとこんな感じです。

- 通常ファイア:退職前後で生活水準を変えない資産を準備。
- リーンファイア:退職後は最小限の費用で生活する。
- ファットファイア:豊かな生活を送るために多額の資産を築き、資産運用で生活費を賄う。
- バリスタファイア:資産だけなく副業収入を得ながらFIRE生活を送る。
- コーストファイア:早期に資産を構築し、将来の退職資金を確保しながら現役生活を続ける。

金額を目標にしてFIRE出来ないのがコーストFIRE?

この中の「コーストFIRE」に違和感を覚えるのですが、以前の書いた記事で金額を目標にすると目標金額達成後も欲が出て案外FIREできないと言う「ゼロで死ね(DIE WITH ZERO)」の一節の話をしました。

agura-huma.hatenablog.com

ある意味この状態を「コーストFIRE」と呼ぶのかなと思いました。ただこのまとめ記事では、コーストFIREの説明にはこう書いてあり、FIREできるけれどFIREしない状態に寛容的です。

すべてのタイプのFIREにとって、コーストFIREが最初に目指すべきステップだ。実際、多くの人が、コーストFIREを達成したあとに、ほかのタイプのFIREを目指して軌道を修正する。

 

定年延長時代の50代FIREイメージ

50代までサラリーマンを続けていれば、それなりに厚生年金保険料を払い続けているわけですから、老後の生活費を全て賄えるかともかく、年金収入を全くアテにしない(ゼロとは考えられない)事は無いかな思います。

「年金生活までの生活費と年金生活を補填する資産を用意する」が、50代の早期リタイアの準備のイメージですが、上の分類にはあてはまりません。

年金生活を「収入のある早期リタイア生活」と見れば、年金生活期間はバリスタFIREと等価かなと思います。50代での早期退職リタイアは、通常FIREからバリスタFIREへ移行していくFIRE生活と言えるでしょう。

個人的には通常FIREを想定して予算を組み、実際の生活はリーンFIRE(倹約生活)を目指すと言う感じでした。倹約生活でスタートして、資産運用がうまくいくとか、想定に誤差がなければ、通常FIREやファットFIREにコース変更していくイメージです。

と言う感じで最近のFIRE分類に当てはめてみたのですが、ちょっと心に引っかかるのは、一般的な定年退職年齢を越えたら(年金生活に入ったら)もうFIRE生活って言わないんじゃないかと言う第三者的視点です。

例えば50代で早期FIREした人の60代以降の生活が60歳で定年退職した人とそれほど変わるかって事でもあり、早期リタイア生活と呼べるのも後ちょっとじゃないかと言う気がします。ただ65歳定年とか70歳定年とかが多数派になる雰囲気もあり、60歳も早期リタイア生活と言っても不思議じゃないですが、どうなる事でしょうか。