今月に入って円高が進行しています。植田総裁の「チャレンジング」発言を発端とした円高がいったん落ち着いてからのFOMC後の再度の円高、潮目が変わった感じです。
それでも毎日円高が進むと言う事もないようです。またこういう記事は、いつ書くかによって印象が変わるので、為替の無い日曜日に書きました。
今年の夏ごろ今後のリスクを思い浮かべた際も「日銀の金融政策変更」はその中の一つでした。「中央銀行の政策変更」がリスクと言うのはちょっと変ですが、資産マイナスインパクトがあると言う意味です。
例えば「チャレンジング発言」では、一時141円をつけるほど円高になり、結果12/8前後でガクンと資産残高が減りました。
このトレンドが持続すると市場が予想すれば円高はさらに進みます。実際FOMC後も円高が進みました。来週にはいよいよ日銀の決定会合もあります。
今後(来年)ドル円がいくらになるか予想はムリですが、ある程度のレンジを見て、インパクト(自分への)を考えてみます。
わかりやすく144円が130円になると約10%減です。この場合、海外株式・投信の円建て評価額も同程度下がる事になります。円建て以外資産比率は今や5割くらいなので、5%くらいの押し下げ効果があるでしょう。
一方(今回の円高で)日経平均も連れ下げしました。円高もそうですし金融政策が緩和的でなくなる事への影響かと思います。そう考えると円高で日本株も連れ安しそうです。
こちらは数値化は難しいですが、シンプルかつ厳し目に考えて、為替の変動率だけ下がる想定で考えます。結局、日本株・海外株合わせて、1ドル130円ならば9%減、116円まで下がると18%減くらいになると予想します。結構なインパクトです。
こんな影響と大きいと、株式で資産運用をしているのか、為替で運用しているか、微妙と言う事になりますが、これまで海外株式投信を中心で得られたメリットからすればやむ無しと考える事します。
また米国が利下げになる事はドルベースで米国株高にはなりやすいでしょうし、多少は円高を相殺する(想定よりも円建て評価額は下げない)かなと思います。
話は変わって、あの大谷選手も1円円高で7億円日本円の手取りが減るそうです。大谷選手でどうでもいいニュースを作り過ぎだろうと思いつつ便乗します(苦笑)
これも実際に問題になるのは支払われる時(引退後でしたっけ?)の話でしょう。
1円の円高で契約金7億円吹っ飛ぶ…大谷翔平「7億ドル」超破格契約にみるドル円為替が日本経済に与える破壊力(プレジデントオンライン) - Yahoo!ニュース
(まあ円転する必要なんてないくらい円資産があるでしょうが…)
そう言う考えでいけば、自分も「来年全額円転するわけでもないし」と言うような心づもりで来週の19日午後の円高(予想)に備えたいと思います。