日経マネーの記事とモーサテの特集
コロナショックでの減配や優待廃止が現実になる状況の中で、今月の「日経マネー」では配当生活、先週の「モーサテ」では株主優待ををとりあげてました。
この逆風下の中、どんな感じにまとめてくるのか興味があります。
妥当過ぎるアドバイス
dマガジンで読んだので全部のページを読んだ訳ではありませんが、配当生活者の体験談、高配当銘柄判断、代表的なインカム投資行動(株式配当に限らず)を紹介する内容でした。
銘柄判断では個別銘柄に対する現在の評価も載っていて、有名どころではJTは「売り」オリックスは「中立」(3人の専門家判断ですが)でした。やはり「JT」に関しては真剣に出口戦略を考えなければいけない気がしてきます。
モーサテの方は以前も取材を受けてた「ようこりん」さんへの取材と
トウシル | 楽天証券の投資情報メディアで記事を書かれている窪田さんがコメントしてました。
総じて配当株投資、優待株投資を中止しろとは言ってなくて、今後はよく吟味した投資が必要だという内容です。(妥当過ぎるアドバイス)
誰でも手軽に真似できた投資の終了?
確かにすかいらーくHDはとうとう優待改悪に踏み切りましたし
外食優待やクオカード、プレミアクラブ優待はしばらくは変更(改悪・廃止)が心配な状況です。
ちなみにモーサテによると20年度の優待廃止予想はこんな感じで、リーマンショック前後の数に近づきそうです。
上記のような優待銘柄を除外すると優待投資の選択肢が減りますし、オリックスやJTを買わなくなると別の投資先を考えなければなりません。優待も配当も色々な銘柄を買っておけば、結果的にリスク分散できていた面がありました。それなりの会社研究や吟味が必要になった事は、個人的な感想としては(言い方はおかしいですが)面倒くさくなったなあと言う気持ちです。
これまでシンプルな桐谷さんの基準「(配当利回り+優待利回り)>4.0%以上」で買えば間違いがなかったものが、業績見込みやキャッシュフローの状況なども吟味する必要が出てきました。当然と言えば当然の本来の姿ではあるので不満を言うのがおかしいですけれど、マネができなくなったと言う事、再現性の高い投資手法じゃなくなったような気もします。ただ桐谷さんのように実際に長く優待株投資を続けてきている(生きた証)人もあるのだし悲観的になりすぎるのもどうかと言う気もします。いずれにしろ、まずはコロナの影響がいつまで続くか見極めできそうな状況、に早くなって欲しいところです。
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