11月から再拡大が意識され始めた新型コロナ第3波、感染拡大の流れは止まる事なくとうとう緊急事態宣言(一都三県)に再発出となりました。
他の自治体からも要請が出ていますからもっと適応範囲はもっと広がりそうです。東京都の感染者数が年末(12/31)には1,300人を越えた時点で動くかと思ったのですが
年末年始はスルーして3が日明けてから緊急事態宣言を要請するあたり、正月は休みたかったのか、年末年始に商売をする人に忖度しているんじゃないかという穿った見方もしたくなります。
例えばこういうイベントとか…。
以前の記事で、箱根駅伝開催の事を確信犯に見えると書きましたが
予想どおり沿道に出てくる人達はいました。ただ85%の人が呼びかけに従った訳で思ったよりは抑制されていた気がします。
この記事でも触れたどうなるかと思った「ゆく年くる年」の年越し参拝の映像。
agura-huma.hatenablog.com 「ゆく年くる年」見てましたが普通に年越し参拝してました。(そういうところを選んで撮影していたんでしょうが)
緊急事態宣言は効果があるか
春もそうでしたけれど、小池知事の言動のタイミングは、額面どおり受け取れないところもありますが(それはさておき)緊急事態宣言の発出はある程度予想された事ではありました。
防疫意識がかなり広がった社会で、人の行動を抑制せずに感染者数拡大が止められないかという2ヶ月間のチャレンジでしたが、結局感染者は増え続けました。
行動抑制の面でみれば、今回の宣言で完全な行動抑制に舵をきったとは言い切れません。箱根駅伝の沿道の件でもわかるように、年齢に関係なく利他的な行動を取れない人は一定数いる事が分かっています。そういう人たちがいても、飲食制限をすれば感染者が減るかどうか?茹でガエル状態の意識を変えられるかどうか、今後どんな推移をたどるのか想像もつきません。
完全な行動抑制をすれば感染者数は減らせると思いますが、運輸や接客や集客ありきの業態のビジネスへの影響はそれだけ大きくなる訳で、あらゆる立場の人にとって都合の良いコロナ対策が存在しないのも、もう分かっています。
ただ1ヶ月で収束方向が見えないと、下の記事に書いてあるように(菅さん自身にも)影響が大きいはずなので、今回の対応には手応えがあるんでしょうか。
news.yahoo.co.jp
金融緩和はこれほどに株価に効くとは
そんな中でも日経平均は28,000円を突破、火曜日はいったんは緊急事態宣言に反応したもののその後はスルーするかのような値動きでした。
「不況下の株高」の本領 いいとこ取りでチキンレースhttps://t.co/a42hr0PgX2
— 日本経済新聞 電子版 (@nikkei) January 8, 2021
考えてみれば、皮肉な事に日経平均が再上昇しはじめたのは、札幌で感染者数が増えだし、分科会が緊急提言を行ったり、このシリーズ記事を再スタートさせた頃でした。
金融緩和策が(実態経済を無視して)これほどまでに株価を押し上げる事に驚かされました。(これがバブルと言うものか)
上の日経の28000円越え記事も、あまり素直じゃないちょっとひねくれ気味のリアクションになってます。懐疑的な反対ポジションの日経ダブるインバースETFの残高も増えつつあるそうですが、気持ちは分かります。
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