あぐらのSoloZakki

令和が始まる直前に53歳で退職しました。安定から自由を目指します。

「ストック型生活」は人間を小さくするか?(長生きリスクの対処法)

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早期リタイアに対する批判的な意見というのは、本質的には似ているところは多いのですが、言葉の選び方ひとつで響き方は違ったりします。

プレジデントオンラインの記事、副題が「年金は受け取らない覚悟を持つべし」となっていて、タイトルの意味が一瞬分からないでいましたが、実は早期リタイア生活に通じるところがある内容でした。

ストックをアテにして生活する生き方

president.jp

この「年金は受け取らない覚悟」と言うのは

基本的には自分の力でいつまでも収入を得るような生き方

を推奨するもので、悪い言い方をすれば「死ぬまで働け」です。ずっと働いた方がいい論は「年金制度」の維持のためのポジショントーク的な、誘導的な意図も感じて素直に受け取れませんが、その理由として「ストック型生活」で「長生きリスク」へ対処しようする弊害があるという意見でした。

ストック収入ではなくて自分のフロー収入のなかで暮らせないと、節約ばかりでケチくさくなってしまったり、生活自体が、小さく閉じこもっていったりするようになるからです。

FIREや早期リタイア生活は用意した資産の範囲内で暮らす事を指しますから「ストック型生活」と言ってもいいでしょう。日経マネーの早期リタイア特集にもそういう表現がありました。

agura-huma.hatenablog.com

「長生きリスク」への対処方法

ただ「長生きリスク」はよくある指摘で、対処方法はいくつか考えられます。基本的かつ有名なのは年金制度ですね。長く働いて(無期)年金を増やす事は「長生きリスク」を減らす事につながります。(最近は少ないかもしれませんが)確定拠出型の企業年金は無期なので会社に「長生きリスク」を肩代わりさせる方法でしょう。亡くなった父親も貰ってました。

他には配当をアテにして収入の足しにするとか「4%ルール」で資産寿命を伸ばす等、擬似的に半永久的な収入を期待する手段もあります。

できる限り多くのお金を用意して早期リタイアする(ストックのも「長生きリスク」対策に思えます…。

まだ、年金生活までいきませんが、50代半ばでアーリー・リタイアした友人たちを見ていると、資産総額に比べて、意外とお金の使い方は渋くなっているのです。何億円という資産を持っていたとしても、数千円や数万円を使うことに、昔に比べて、ずいぶんと躊躇するようになってきました。

勝間さんの意見ではいくらストックを増やしても「ストック型生活」のデメリット解消にはならないという意見です。

理想論と現実の違い

最後はいつまでも働くという方法になるわけですが、個人的には賛成してます。働いていない自分が言うのはアレですが、前から書いているように、総合的な観点からみれば、ちょっとだけ働くセミリタイアがバランスがとれているのは否定できません。
agura-huma.hatenablog.com

 

重要だけれども緊急性の低い問題に時間を割かないのも人の行動としてよくある事です。当面うまくいく手応えがあればなかなか行動に移せないものです。

agura-huma.hatenablog.com

 

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