あぐらのSoloZakki

令和が始まる直前に53歳で退職しました。安定から自由を目指します。

退職して4年10ヶ月経って

最近SBI証券や楽天証券のトップページに「カスタムサービスセンター混雑」の案内がよく出ていますが、新NISA人気によるものだと聞いた事があります。早期退職前から新NISAがあったらまた色々と違ったんだろうなと思う、退職して4年10ヶ月の1月です。

 

今月(今年)の資産増減

自分の新NISAの運用状況(毎週積立)はこんな感じです。同じ設定の人は皆この結果でしょう。

好調だった2023年の反動や「ブラック・スワン」が怖いとか言って株が下がる事を恐れていましたが、いきなりロケットスタートでした。

 

そんな1月の資産増減です。

年明けから始めた積立NISAの含み益が4%弱だから、これくらいはあってもおかしくないのですが、去年から続けてのこの強さ、加熱感が怖いくらいです。(昨日の還付金も計上済みの数字です)

5年前の早期リタイア生活イメージを振り返る

まだ5年にはなってませんが(後2ヶ月)フライング気味に5年間を振り返りたいと思います。

5年前の早期リタイア実行前、エクセルで大雑把な逃げ切り計算をしてました。ちょっと丸めて説明すると、想定資産利回りを2%で定額取り崩しをした場合に資産がどうなっていくか?ショートしないか?の確認です。基本エクセルで「〇〇歳でいくら」かを見るのですが、表をグラフ化したものがこちらです。

「資産をすり減らしながら年金生活を待つ」が見える化できてます。そんな生活をイメージして早期リタイア生活に入りました。

この計算、現実的には毎年同じ利回りでの運用は不可能で、もし取り崩し直後に下落相場が来てたらもっとグラフは下に沈んだでしょうが、そのあたりはその時考える(職探し)予定でした。

 

早期リタイア生活開始後は、1年毎にシートをコピーして、前年シートに記載されていた当該年の予測資産額(セル)を実際の値に更新して、毎年最新の資産額で逃げ切り計算をしてました。

例)「2019年シート」をコピーして「2020年シート」とし、「2020年シート」の2020年の予測資産値セルを実際の2020年1月の資産額で上書き。

 

そうやって約5年2024年1月の資産額を反映した「2024年シート」でのシミュレーショングラフと5年前のグラフと重ねたのがこちらです。

(赤紫色の実線がこれまでの推移と2025年からのシミュレーショングラフ)

「2%運用で定額取り崩し」条件は変えてません。5年前にシミュレーションした「5年後の現在地」と現在とでかなりの乖離が発生しました。

agura-huma.hatenablog.com

 

よくある方法での運用ありきの早期リタイア生活の再現性

こんな5年経った「運用ありきの早期リタイア生活」ですが、運用と言っても特別な金融商品を買ったとか、特別なスキルがあったと言う事はありません。高配当株投資と海外インデックス投信が中心です。

agura-huma.hatenablog.com

まあ手数料の高いロボアドに手を出したり、退職金特別定期目当てでアクティブ投信に手を出したり「教科書に反する事」もしてますが、ささやかなユニークさです。

 

振り返ってみると、退職金を積立投資する事は決めてましたが、積立結果の「アセットアロケーション」と「そのスケール」がどんな運用成績をもたらすかについては漠然としてました。初めて取る「資産構成」ですから予想は難しいです。

そんな初めての「資産運用」のリスクを許容できた理由には属人性もありますが、「自動積立サービス」にもあると思います。自分から見えない(見ない)ところで、ちょっとずつリスクを殖やしていく事で自分が取っているリスクどのくらい大きくなったかに鈍感になる、一種の「ゆでガエル」状態だったのかと思います。(結果オーライで「ゆでガエル」である報いを受けなかった)

 

ちょっと総括すると、投資対象も投資手法も再現可能かとは思いますが、リスク許容度だけはいかんせん個人差があるのかと思います。そのリスク許容度が大きい方がいいのかどうかは、常に結果論です。

その他の個人のスキルと関係の無かった(結果オーライだった)ものと言えば、円安になった事と年間トータルでの「暴落相場」が無かった事でしょう。

 

色々な理由で方向転換を

かなり予想と乖離が発生した早期リタイア生活ですが、もともと「5年前のグラフ」で進むつもりだったのですから(お金を使って)乖離を埋めてもいいでしょう。出来過ぎの状態の反動(暴落)で資産を減らすのも、自分で使って減らしても同じです。またこの先加齢によって「めんどくさがり」になり「お金を有意義に使おうとか考えなくなる」可能性を加味しても、今から行動すべきかなと思っています。

agura-huma.hatenablog.com

 

仮に10年前でこの状況ならば、またちょっと違う考えを持つのでしょうが、もう目線を近くする割合を増やした方がいいと思わされる1月でした。

agura-huma.hatenablog.com

 

それにちなんで、引き寄せの法則が働いたのか、ちょうどいい本を見つけました。

どうやら割と哲学的な内容みたいですが(そこまでの事は求めてない)3年間計画で生きると言うのは即効性のある考えた方だと思うので、何かの気づきが得られないのかと、これからちゃんと読んでみたいと思います。

 

また大江さんのこの本も1月末からAudibleに加わりました。

案外当たり前の事が書いてあるとも聞きますが、こちらも読んでみたいと思います。

 

1月も終わりましたが、直近3月の東京マラソンまで1ヶ月となったので、その準備に力を入れたいので、次回の更新は2/21になります。