令和5年分の確定申告(e-tax)、別に急いで片付けようとは思っていないんですが、還付金の額だけは早く確認したい(笑)そんな風に思っています。
xml化による恩恵と不満
自分は無駄に証券口座を開設しているので、それが確定申告の作成の時間に効いてきます。ざっとこんなに「年間取引報告書」を転記する証券会社があります。
- SBI証券
- 楽天証券
- マネックス証券
- 大和証券
- ウェルスナビ株式会社
- THEO(SMBC日興証券)
この時期になると、口座の整理を考えるのですがなかなかできていません。普段の残高はマネーフォワード連携で一目化できているので不便を感じません。
また今年は三井住友信託銀行から「年間取引報告書」が送られてきました。運用している投信の特別分配金が1件記載されていました。なのでこちらは対象外です。
証券口座が多いと申告書作成に時間がかかりますが、最近は年間報告書のxml化が進んでいるので、かなり楽になりました。有り難いです。以前よりも確定申告作業の着手のハードルを下がりました。e-tax自体も去年のデータを適当に流用してくれて、作成しやすくなってくれています。
上記6社でxmlに対応していないのは、マネックス証券とウェルスナビくらいです。マネックス証券は顧客サービスをやる体力が残っていないのか、ウェルスナビは利用者が確定申告に縁遠い投資初心者層が多いと思っているかと勝手に想像しています。
ただxml化が進んで、転記がほとんど不要になったと言っても、配当控除率の決定にはまだ手入力が残っています。そこも何とかしてほしいところです。
マイナポータル連携がいまいち
電子化と言えば、マイナポータルとの連携による控除書類の電子化も進んでいます。ただ株の年間取引報告書の電子化と比較して、劇的に手間が減る訳でもありません。と言っても一度連携してしまえば、以降は楽になるのでiDeCoを連携してみました。
連携しようとした手続きページにも不備があり、スマホにマイナカードを読み込ませる事でログインしたいのに、ICカードリーダーでのログインを強制されました。仕方ないのでスマホで連携ページにアクセスしてマイナポータルにログインしました。
またマイナポータルでは連携可能なように見せて、実はまだ連携できない場合もありました。(マネックス証券)
さらに1度申し込んだ連携が取り消しボタンが無いとか結構不便でした。連携が取り消せなくても、e-taxで申告書作成で還付予定額を出すところまでいきました。
還付金額は分かっても…
簡単に入力できるものだけ入力して結果を出したところ、所得税の還付金はこうなりました。
iDeCoの控除金額が多い分、課税所得が圧縮されるので割と返ってきます。後は住宅ローン税額控除とか配当金税額控除などもあわせた金額です。
iDeCoの節税メリットを活かしているように見えますが、iDeCoの引き出しフェーズで(iDeCoで儲かってなくても)一時金化しても税金がかかるので(※退職金もらってるので)そんなでも無いです。
節税あるあるですが「Aで得してBで損するのがいいか、Aで損してBで得するのがいいか」のトータル判断が求められます。AとBだけならいいですがCとDも出てきたりしますから大変です。
退職金をもらってからのiDeCo運用後の一時金、厳密には節税策はありますが長生きする予定が必要です。
一昨年から分かっている通り、今年から源泉徴収で済ませていた住民税を確定申告にする影響でこの後(6月くらい?)に決まる国保保険料が大幅増になります。
確定申告しなければ去年と一緒ですがその代わり今回の還付金がゼロになります。これもトータル判断ですが、国保保険料が還付金(=所得税)を上回ったりすると遡ってiDeCoが悪手だったわけですが、まあそれは無いと思ってます。