今月の日経マネーの別冊付録に「FIRE達成プラニングBOOK」なるものがついてました。日経マネーには年1,2回「老後資金1億円記事」や「早期退職記事」が組まれていますが、今回は最近のFIREムーブメントにあわせてきた感じです。
この付録の一部の記事は、すでに日経の記事として紹介されています。
昨年12月以来?
自分の早期リタイヤ検討中に参考にさせてもらってきたので、大抵の「日経マネー」特集のことは覚えていますが、 前回の「日経マネー」の早期リタイア特集は2020年の12月頃、老後資金1億円記事の一部にありました。
今回のガイドブックでは、すっかりおなじみになったFIREの定義から体験談そして早期退職によって減るお金等というバラエティーな構成で、注目したのは年代別・家族構成別・早期退職にいくら必要かと言った具体的な数字に言及してある記事です。
50歳単身者のモデルケース
単身者35歳、単身者50歳、妻子扶養あり50歳と言う3つのケースでFIRE目標額が書かれてました。とりあえず興味のある単身者50歳だけ(じっくり)見てみたのですが、生活費ほぼ月25万円想定で6195万が必要と書かれていたのですが、思ったよりも安い感じを持ちました。
単純に月生活費25万だと50年(100歳まで)で計算すると1億5000万円かかります。ここでは年金が月185万円もらえる想定でしたから、35年で6475万円、それでも残り9000万弱必要になります。6195万円ではまだ足りません。
よく読むとこれとは別に(月5.5万拠出)企業型DCで運用してiDeCoに移管して70歳まで運用した4205万は別枠にしてあるようです。iDeCo枠も含めてFIRE目標額にするのが普通の考えだと思いますが、特定の雑誌記事だけを鵜呑みにして、FIREは目指しませんから、どういう想定であれ、こういう具体的なアプローチは役立つでしょう。
4%ルールの受け止め方
今回の記事、FIREの4%ルールの説明図も載っていたのですが、図だとわかりやすいと感じるとと同時に、最近のFIREムーブメントブームでもこの通りのポートフォリオを目指している人はいないんじゃないかという気もします。
株50%はS&P500インデックス相当のものを買うとしても、債券50%を何を買ったらいいかが難しいです。そういう(債券)商品に言及している情報は見かけません。
また全部S&P500の方が利回りが良さそうですし(2020年から2021年は)日本人だとここには無い配当株・優待株も保有しそうです。
どちらかと言えば部分で(25年分の生活費が必要、倹約してできるだけ投資に回す) 理解と実践が進んでいるような気がします。多少ズレがあっても25年分の生活費があれば運用しなくても25年は生活ができ、当面うまくいきますから、このモデルポートフォリオに従う必要性は感じないでしょう。その(ポートフォリオの)答え合わせも先の事でしょうから。
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