あぐらのSoloZakki

令和が始まる直前に53歳で退職しました。安定から自由を目指します。

FIRE前後の価値観の変化について

kindle unlimitedに加入してるんですが、kindle unlimtedで読めるkindle自己出版でのFIRE本の数の多さに「FIREムーブメント」の広がりを実感します。ただ既にFIRE済の身という事や、多すぎて(珍しくなさすぎて)ほとんど読んでみてません。

 

その中で面白い思ったのは、46の質問に答えるという構成の本でした。

なかなか46の質問を考えるのが大変だと思います。

内容は読まなくても、本の紹介部分で質問が確認できます。「FIRE前後の環境/感情/価値観の変化」に関する質問がこんな感じに並んでました。

Q16 時間の使い方はどのように変わりましたか
Q17 外出する頻度は変わりましたか
Q18 1億円を持つというのはどんな気持ちですか
Q19 物価の安い海外への移住は考えませんでしたか
Q20 仮想通貨には手をださないのですか
Q21 会社に行かなくていいというのは、どのような気持ちですか
Q22 肩書が無くなるというのはどんな感じですか
Q23 自己紹介はどのようにしていますか
Q24 他の方のFIREの方法も聞いてみたいです
Q25 社会と繋がっている感覚はありますか
Q26 たまに会社に行きたくなりませんか
Q27 金銭面以外でサラリーマンの方がよかったなと思うことはありますか
Q28 正直なところFIREして一度くらい後悔しませんでしたか
Q29 お子さんはFIREした父親のことをどう思っていますか
Q30 やりたいことが無くなったらどうしますか
Q31 FIREした後に性格は変わりましたか
Q32 FIREしたあとに価値観は変わりましたか
Q33 FIREをダラけずに楽しむコツは何ですか
Q34 FIREに向いている人/向いていない人
Q35 改めて、幸せとは何だと思いますか。これから追い求めるものは何ですか
Q36 60歳の自分はどうありたいと思いますか

 

自分とは関係の無い質問もあり、逐一答えるのも長くなるのでそういう記事にはしませんが、ピンポイントで自分も回答を考えたいと思います。

 

「時間の使い方」は、毎日同じルーティンで生活しています。割りと規則正しい生活にしてます。交感神経と副交感神経をバランスよく使った方がいいと思ってるからですが、まあ性格なんでしょう。

agura-huma.hatenablog.com

 

「金銭面以外のサラリーマンのメリット」ですが、答えになってませんが、サラリーマンとして、金銭面以外のメリットが無くなったからFIREしたと言ってもいいでしょう。金銭面以外のメリットの方が多ければ、まだ働いていたかもしれません。

 

このブログでも自分の前職についてほとんど触れないように「肩書」へのこだわりは希薄です。また「肩書」を「職位」の事だとすれば「肩書スキル」の高い人は、会社に長くいてこそ「そのスキル」が発揮されるでしょうし「肩書スキル」の弱い人がFIREするんだと思います。だから50、60歳以上で「肩書」のある人は「何の仕事をしているか?」はともかく「肩書スキル」のエキスパートとして、自分の強みを活かした生き方だとは思います。

 

「FIREした事を後悔」した事は全然ないですね。「学生」「サラリーマン」「定年後」の3つのステージ以外の「ステージ」が経験できた事は良かった的な感想があります。

ただこういう気持ちになれるのも、ここ4年間世界的に株高だったと言う外部環境による部分が大きいし、成し遂げた感よりは「めぐり合わせの良さ」感の方が近いです。

毎日天気が良くて、そのせいで気分が良かったとしても、天気が良いのは、自分の成果ではないですよね。

 

「60歳の自分のイメージ」ですが、今の生活は、割りと時間の進み方がゆっくりと感じるので、まだ先なイメージです。

ちょっと考えると、50代早期リタイア生活の場合は、「孤独」とか「生きがい」とか「幸せ」とかそんな形而上的な話でなく、健康面とかどこから老化するかとか、そういうフィジカルな心配の方がリアリティがあります。

と言うのが、一つの回答でしょうが、自分にとってはFIRE生活は「特に問題のない今」に視点をあわせる生き方なので、60歳のイメージを考えなくてもいいんじゃないかと思っています。

この本の著者のような属性(家族構成)の場合、そうはいかないでしょう。

agura-huma.hatenablog.com

ただし「早割」予約で旅行するとか「ブラックフライデー」で買う日用品を考えておくとか、iDeCoの節税メリットを活かすように計画するとか、明らかにメリットがはっきりしている事は、先の事を考える必要があります。