2024年からのiDeCoの拡充で、投資対象としてiDeCoの優先順位は下がりそうです。と言え既に利用中の自分の場合(もうすぐ4年)今後も続けていくだけですが、昨年末にこれまでに無かった変化がありました。株安で評価額が下がったのですが、下がったのは株だけではなかったです。
先進国債券インデックスの変化
自分のiDeCoの投資商品構成(ポートフォリオ)、「現代ポートフォリオ理論」を浅い意味で理解して先進国債券4と海外株式6の比率で。いずれもインデックス投信です。
ポートフォリオ内に有りながら、これまでブログ記事で取り上げる事がなかった「先進国債券インデックス」が年末にドンと下がってることに気づきました。
今は若干盛り返していますが、年明け直後には評価損が発生してました。iDeCoをはじめてから初めての事です。「先進国債券インデックス」の事は、大きなプラスは期待できないけれどマイナスになる事はない。そんな風に思っていました。
eMAXIS Slim 先進国債券インデックス | eMAXISの基準価格の騰落率をSBI証券で確認してみると、確かにここ1ヶ月で4%強下げています。
急落の理由
「楽ラップ」でも(商品名は違う)先進国債券インデックスを持ってます。楽ラップの場合、同じ商品で為替ヘッジありなしの両方の動きが確認できます。
左が為替ヘッジ無し、右が「為替ヘッジあり」の評価額の変化です。「為替ヘッジあり」では、為替レートに影響されない投資対象そのものに近い値動きを確認でき、年末にかけて動きはありません。(為替ヘッジ無しの)左側だけ年末に急落しています。となると、やはり先月の急落は日銀の政策変更(円高)の影響を受けたものでしょう。
リバランスを躊躇
ポートフォリオ運用で考えると、債券インデックスの評価額が下がれば、株を売って債券を買うというアクション(リバランス)をすべきでしょうが、
円の先高感のあるこの2023年に、為替の影響を受けやすい外国債券インデックスを買い増すのは傷口を広げそうで、ちょっと躊躇します。
まあ現時点では(株と債券)62対38ぐらいの比率なので、この程度のズレなら今すぐ必要はなさそうです。
ローリスク・ローリターンな(投資対象そのもの値動きが小さい)金融商品でも、海外商品の場合、為替リスクの影響をより受けやすい事を実感しました。
去年ほど為替が動く年は稀でしょうが、早期退職後の短い期間だけのiDeCoの場合、めぐり合わせが悪いと、より為替の(良い面・悪い面)影響を受けやすいので、ローリスク見込みの外国商品はリスキー(ローリスクにならない)かもしれません。